
キリスト教の図像学に従えば、「青」はまずなによりも聖母マリアの色
中世・ルネサンスを通じて、宗教画のなかで聖母マリアはほとんど、赤い衣服を着て、その上から青いマントを纏った姿である。
一般的には、マリアのマントの青は「天上の王国」の「女王」に、衣服の赤は「神の母」に、あるいは青は「信仰」、赤は「慈悲」に結びつけられる。
キリストには、ローマ文化のなかで至上の権力を示していた<赤(緋)>が用いられている。
赤は、生命を孕み、生む「母」の色、青は、遠い彼方、天上の色
→青が赤を包み込んでいる。地上の生命の原理を天空の原理が包み込み、そこに橋が架かっている。
マリアにおける赤い着衣と青いマントは、民衆にとっての地上の生命と天上の神性とのかけがえのない橋渡し。
中世・ルネサンスを通じて、宗教画のなかで聖母マリアはほとんど、赤い衣服を着て、その上から青いマントを纏った姿である。
一般的には、マリアのマントの青は「天上の王国」の「女王」に、衣服の赤は「神の母」に、あるいは青は「信仰」、赤は「慈悲」に結びつけられる。
キリストには、ローマ文化のなかで至上の権力を示していた<赤(緋)>が用いられている。
赤は、生命を孕み、生む「母」の色、青は、遠い彼方、天上の色
→青が赤を包み込んでいる。地上の生命の原理を天空の原理が包み込み、そこに橋が架かっている。
マリアにおける赤い着衣と青いマントは、民衆にとっての地上の生命と天上の神性とのかけがえのない橋渡し。