『えいっ!!』
賽銭箱に5円玉を投げ入れて
がらんっがらんっと鈴を鳴らしてぽんっと2拍子
(今年も大谷となかよぅーーーー過ごせますようにぃ)
心ん中で唱えて目ぇ開けたら
大谷がニヤニヤしながらこっちを見てた。
『小泉…今年は何を呪ってん』
『の…呪ってへん。願ってたのっ』
何を願ってん?ってしつこう聞かれたけど
『願い事は人に話したらご利益なくなるねんで』とごまかした。
『ケチ泉(笑)』
『にゃ…にゃによっ。』
『まぁ別にええけどなっ』
大谷って…
ほんまこうゆうとこ子供っぽいねん(笑)
それが また…好きなんやけど
『もー大谷 それよりおみくじ引きにいこいこ』
赤い橋の先にあるおみくじコーナーを指差すと
『おっええなっ。オレ大吉ぃー』
『ええあたしが大吉や』
『おりゃぁーひくぞー!!』
『あしたもー』
二人して走って行った。
★★★
『うそっ』
2人並んで別々におみくじ引いて
開けた瞬間 思わず声が出てしもた。
それは…
『大凶』
いくら住吉っさんが大凶多目に入れとるってゆうても
こんなんありえへんやん
がっくりと肩を落としたんはゆうまでもない
『小泉ぃー なんやったん?』
あたしのくじを大谷はひったくった。
『えっ…大凶って…んなんほんまに入っとるんやなぁ』
それはあたしもそう思ったよ
そこ感心するとこちゃうやんかぁ
『そうゆう大谷はなんなん』
『ん オレか?』
ジャーンといいながら大谷が見せてくれたんは
『大吉』という文字
『オレって日ごろの行いがええからなぁ・・・』
『えーえーどーせ 日ごろの行い悪いですよーっと』
落ち込むあたしの手を大谷が取った
『まあ オレと一緒にいてたら小泉の大凶も
中吉ぐらいになるんとちゃうか?』
『そうかなぁ』
『せやって(笑)』
『大吉大谷様に任せなさいっ(笑)ははははは…』
大谷がゆうんなら絶対そうや!
あたしの願いは きっと叶うやんなっ
END
大谷と足して2でわって中吉?小吉くらいになってちょうどいい感じになるんだよ♪
大吉も大凶も大は、一緒やしな!!(^▽^)
願いかなってるんかなぁ
そうやったらめっさうれしい
来年 お賽銭奮発して2015円…はムリやから100円
まゆどん
ありがとー♪
大谷もそうゆうてくれてん。背ぇちっこうても
運は大きいらしいねん。頑張る