『で…ねえちゃんは大谷さんの話を一切聞かずに
その初めて会った松田先生の話を信用したと…』
あたしの話を聞いた隆人の第一声がコレやった。
めっちゃ呆れた顔してあたしの事みてんねん。
『だって…そのチューとかしてたみたいで…』
『大谷さん酔っぱらっててんやろ』
『うん。』
はぁーーーーーー。
盛大な溜息をつかれた。
『あんなぁ 大谷さんほどねえちゃん好きな人はおらんで』
『……』
『ちゃんと話は聞くべきやとオレは思う。』
『そうなんか『絶対そうやと思う』』
けど…
今更どんな顔して大谷と連絡とればええん?
連絡くれた大谷に逢いたくないとかいろいろゆうて
そのあとずっと無視してんねんで…
無視してるから…
もしかしたらもう連絡…
ないかも…
『たぁかぁとー あたしどーしたらええん』
『そんなん…』
『そんなん?』
『ひとつしかないと思うけど?』