それは巻末のほうにある「パラマハンサ・ヨガナンダの最後の微笑」と題されている写真です。
静かな微笑をたたえて写っているその姿は、一時間後に肉体を離れるとはとても思えないものでした。
それもそのはず(覚者はこの世から様々な去り方をされるのですが)、そのときヨガナンダはマハサマディ(ヨギの肉体離脱)によって去る直前でした。
1952年3月7日、ロスアンゼルスのホテルにて晩餐会を催し、挨拶のあと、マハサマディに入られたということですが、凡人にとっては信じがたい出来事です。
そこにその写真のお姿を描写するこんな記述がありました。
そのほほえみはおおぜいの友人や弟子たちに対する最後の祝福を表わしているように見える。その目はすでに内なる永遠を見つめているが、まだ人々への愛と理解の温かさに満ちあふれている。
そのお顔は内にある光のためでしょうか、溢れるばかりに輝いていて見えます。
ヨギがこのように肉体を離れるという話は本で読んだことありましたが、実際に肉体を離れる前の写真を目にすると、こういうことって本当にあるのだな~と、未知なる人間の力を突き付けられた気分になりました。
しかも、その瞳の輝きを見ていると、平和というか、何か温かい……不思議な気持ちになります。
あとで気がついたのですが、肉体を去られたのが3月だったのですね。
この文章を書こうと思い浮かび、UPできたのが奇しくも同じ3月であったことには驚きをかくせません。(本当に全然知らなかったのだも~ん)
Photo by ミントBlue
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