40代後半をむかえた彼らは、今またレストランで顔をあわせたが、それぞれが解決のつかぬ問題を抱えていた。自然に話題はそのことへ……。
そんなとき、彼らの前にデリバランス(救出するという意味)と名乗る老人が現れた。
老人は、彼らが抱える問題からの救出を申し出るのだった。
これはマイケル・J・ローズ著「マジック・フォーミュラ(人生を光に変える魔法の処方せん)」のなかのお話です。
それではデリバランス老人の話を聞いてみましょう。
人間は使命を持って生まれてくる。その使命の一つは
『本当の自分自身により近づき、本当の自分自身でないものにはならない』ということだ。
本当の自分自身になるということは、本来、私たちそのものであり、私たち誰もが持っている素晴らしさ、知恵、喜びに焦点をあて、それを伸ばすように生きることだ。
日々の生活で、この三つに意識を向けていれば、これらは発達し、表現されてゆく。
このプロセスを逆にするためには、代わりに俗世間のことや、否定的なこと、人生の問題に焦点をあてればいい。
君は自分や他人を批判してはいないだろうか?
批判とは、素晴らしいものから目をそらせて、世俗に焦点を合わせることだ。
よく聞きなさい。君が自分は見込みのない奴だと思えば、そのとおり君は見込みがないのだよ。
そしてもし、自分には見込みがあり本当に価値があると思えば、それもまた、本当のことなのだよ。
誰か他人が、君のことをどう思うかは、君の人生に関係がないのだ。
日常生活では、自分をうやまうようなことを考えなさい。自分を尊敬できる価値のある人間だと考えなさい。そうすれば、人生があなたを救ってくれるだろう!
自分を尊敬できない価値のないものと考えると、人生がひからびてしまうだろう。
自分の考えることに注意しなさい。
自分を大切にしない思いは意識して捨てなさい。それらと戦ってはいけない。
意識して自己を高く評価する思い、自己を受容する思い、自己を尊重する思いを創造しなさい。
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物語のかたちで書かれたこの本を読むと、まず「自分が自分を好きになること」の重要性を感じます。
そして、自己批判は自分を壊すこと以外の何ものでもないと、強く思いました。
また、人生とは物質的現実というより、肉体で体験している霊的現実だと教えてくれます。
その他にも、光体(超自然の自分)を使ったワークも載っていて興味が尽きません。
デリバランス老人の言うことを真に理解したら、もう何事も人のせいにはできなくなります。
本当の変容は自分が起こすものなのですね。
〔以上、過去のMyホームページから〕
今回、上記の文をブログに載せるため読み返していたら、また、本(「マジック・フォーミュラ」)を読みたくなりました。
今、読んだら、さらに深い理解を得たり、別の重要なことにも気づいたりできるかもしれないな~とひらめいたので。
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そしてさらに、マイケル・J・ローズの他の本も読みたくなってしまいました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_hohoemi.gif)
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