手放すために

心の奥に潜んでいたネガティブな（毒親に対する）思いが、また表面に浮上してきました。

まだあったの！？この思いを手放さないと！

そう考えてやってみるのですが、どうしても手放せません。

『絶対に手放すのは嫌だ！』と言っている感じがします。

なぜかしら？

ジ～ッとその思いを見つめてみると、どうもその下に何かが隠れているようです。

そういえば子供のとき、親は私を他の子と比べてダメ出ししていたことを思い出しました。

他の子を引き合いに出して、さも私がダメかのように言い放ったのです。（他の子供のことなんかよく知りもしないのに……）

私は思い出しました。親に要求したのに叶えてくれなかった物事を。

そのことに関して、そのときは気づかなかったけど、言いたいことが今浮かんだのです。

「他の親はみんなそうしているよ！あんたはダメな親だね」と。

私は親のことを他の親と比べて批判するなど思いもよらないことだけど、とても嫌な気分になったその件については、そう言ってやりたいと思いました。

こんな考えが頭を去来したとき、くだんの手放し作業はスムーズにいったのです。

ああ、この思いがつかえていたのね！

それを言葉に表現したことでモヤモヤした思いは消え去ったのです。

たったこれだけのことだけど自分の気持ちを表現するのは大切なことだと思いました。

言語化できないと、いつまでも悔しい思いとして心にとどまってしまうようですから。