バイクとアニメと小説の有る生活!

アニメと小説ネタ…後はバイクもちょっぴりなグダグダ日記です!

「ありえないほどうるさいオルゴール店」読了しました!

2018-10-19 20:19:35 | 小説
お久しぶりです!

もはやブログの事忘れてたんじゃね?て思いの方も多いかと思います…

忘れてませんww


ちょっと本を読む時間が取れなくて

中々ブログ更新できませんでしたm(__)m


本日は久しぶりに読了ネタです!


今回は「ありえないほどうるさいオルゴール店」を読了です!



なんというか…少し気分が良いですね


この本は読みやすく、ほんわかと優しく嫌味のない素敵な本でした!

ふんわりと優しさに包まれる様な読後感で、素直に良い本だよと人に紹介できる良書ですので興味のある方は是非読まれてみてくださいヽ(・∀・)



これから以下ちょっとネタバレ含みますので
読んでないよって方は是非書店で買われ、読了後もう一度お越しくださいヽ(・∀・)


読んでる途中は緩急の少ない優しい本かなと思ってたんですが…

激しい展開は無いにしろこの書き方と言うか物語の組み立て方と言うか…

少しずつ読み手の心を温めます。それはおそらくクライマックスに向けて読者の心をコントロールしていたんでしょう、目を閉じればオルゴール店と喫茶店の風景が鮮明に浮かぶほどになってた程です。

わたし的に中盤の「バイエル」は素敵な話で好きですね。

そして終盤の「おむかい」から「おさきに」でほろっと涙出ちゃいます。
ウエイトレスとオルゴール店の店主…なんかこういう優しくて涙が出そうな物語は好きだな…

読み終わって本を閉じる時に…瑞希ちゃん幸せになったんだなと優しい気持ちで本を閉じる事が出来ました。

じわじわと優しさに後押しされながら読める素敵な本でしたので気になってる方は是非読まれてください!ほんと良い物語でしたヽ(・∀・)







「噛み合わない会話と、ある過去について」読了しました!

2018-08-15 18:53:18 | 小説
連休最終日に辻村深月先生の「噛み合わない会話と、ある過去について」読了です!





本屋大賞受賞後の第1作ですね


読んでみたらわかりますが

小学生の時の事が一気に蘇ります

良い事も悪い事も含めてかなり思い出しました。


そして帯に書かれてる通り「救われるか後悔するかあなた次第」まさしくそう思いました



ここから先はネタバレ含みますのでご注意くださいヽ(・∀・)

あくまでも私の感覚ですが
4話の短編で緩急がはっきりしてました。

ただ読み手によっては一話目から結構くるんじゃないでしょうか…特に女性は

それに、文体と言うのでしょうか
各話に主人公はいるのですが、読み手次第では主人公側、相手側にハッキリ分かれます。

それだけ人の距離と心の闇をハッキリと文字にした辻村深月先生は凄いですね。

一話目の「ナベちゃんのヨメ」はわからん事も無いな〜的な感覚で読めたのですが

二話目の「パッとしない子」はヤバイです!
私の今が主人公側だと思え…結構エグられました。
無意識の悪意とでも表現すればよいのでしょうか?思い当たる節もあるなと…


三話目の「ママ・はは」は辻村先生らしい話だなぁと一旦心のバランスを保ちながら


四話目の「早穂とゆかり」へと突入したのですが
この四話目はどっちの視点でもエグられます。
結構キツイですね…


正直「かがみの孤城」を書いた辻村深月先生だよな…って思わせるほどの作品でした。
同じ事柄を記憶していても一人ひとりの捉え方、受けた傷、心の闇を鋭く文章にされた一冊。

いじめの過去がある方…した方、された方、見てただけの方とにかく記憶の何処かにそんな過去がある方は必読です。


「あの日のオルガン」読了しました!

2018-08-14 22:24:09 | 小説
あの日のオルガン読了ですヽ(・∀・)

連休中は読書三昧です!

まぁ読む速度は遅いほうなので4日間の休みだと
2〜3冊程度ですね…





お八つ持ってバイクでお気に入りの公園で早速読書です!


この本は新装版です。以前の本は「君たちは忘れない」で発売されていたようですね。
発売当時はまだ私も小学生だったので存在自体知らない初めての本です。

たまたま本の装画が気になって…と言うより装画の雰囲気と懐かしさですか…衝動買いでした。


読み始めて直ぐ胸が締め付けられます。

華々しい戦果や悲惨な戦場、そんな話の裏には

このような銃後の守りと言うのですか別の戦争があった事を思い知らされました



戦争という狂気の中で、子供達を安全な場所へと疎開させたいと始まった疎開保育園

外で読んでいるにも拘らずかなり泣いてしまいましたね。

悔しいと言うのですかね…

未就学児という幼い子供達の健気さや諦め、わかっていてもどうする事も出来ない若い保母さんの葛藤…

戦争関連の本としてはかなりオススメ出来ます。

今自分が戦争の無い時代に生きている幸せを実感させてくれる良い本でした。


そして明日は終戦の日です

二度と繰り返すことのないよう胸に刻みます。










「星をつなぐ手」読了ですヽ(・∀・)

2018-08-11 12:12:33 | 小説
かなりお久しぶりのブログ更新です!忘れてた訳ではないのですが…

遠方出張になんだかんだと多忙を極める日々で
ちょっとだけ休憩してました!


はい!

決してサボってた訳ではないので…


で、今回は村山早紀先生の「星をつなぐ手」を読了しました!





「桜風堂ものがたり」の続編にて完結のこの本…
これ買わない訳にはいかないよね!
だって桜風堂ものがたりでかなり感動して続編の執筆をツイッターで知った時から首を長くして待ってた一冊です!

最近嫌な事も多かったのですが、読み終わっった時にはスッキリと優しい気持ちになれましたね。

多分、村山先生の描く物語には優しい魔法がかけてあるんでしょうね(笑)



ここから先はちょっとネタバレ含む可能性があります

今回の「星をつなぐ手」は…
油断してたら初っ端から涙腺やられます!

そしてここまで推されたら「紺碧の疾風」をどうしても読んでみたくなりますね(笑)

桜風堂ものがたりもそうでしたが読み進めて行くうちに、人との繋がりや優しさを改めて深く考えさせられます。

それと書店の現状や書店員の努力などを作家の視点から優しく、そして消えて行く街の書店を切なく書かれている事に、何か心に投げかけられた感じがします。


一整君に恋の行方ですが…
内気の苑絵と気の強い渚砂…
中盤あたりで、え!?渚砂しかけるの?
ってなってラストで…はいwこれ以上は書けません(笑)まだの方は早速本買いに行って本編を読んで確認してください!

後半は桜風堂書店でのサイン会で凄く盛り上がって読んでる私も妙にワクワクしちゃってて…

今日、メトロ書店での村山先生のサイン会に仕事で行けない自分に軽く気絶しそうになりました(笑)


村山先生の表現力は魔法です!わかっていても読む度に虜にさせられます。
装画のげみさんの絵も良いです。
思わず自分の本棚に面陳してしまう程のとても素晴らしい良い本です。
読まれてない方は是非読んでみてください!









「青くて痛くて脆い」読了しました!

2018-04-19 21:50:47 | 小説
今回は住野よる先生の「青くて痛くて脆い」の読了ネタです!

書評なんて大それたことは書けませんが…

自分なりに思った事を書いています

そして気になった方がその本を読んでくれれば良いなぁと




今回は、今若い世代に絶大な人気の住野よる先生の「青くて痛くて脆い」です


表紙からも何となく切ない感じがしてます(笑)


今まで住野よる先生の本は「君の膵臓をたべたい」「また、同じ夢をみていた」を読んでいます!

この本を3冊目に選びました…深い理由は無いんですが

最近のあおばの傾向として少し重めの内容を読みたくて選んだ感じです!



で感想としまして…ここから先はネタバレ含みますので読まれてない方は読んでから見に来てください(・Д・)ノ



読後感としては結構微妙でした。
この本と似たような経験をお持ちの方は結構心抉られますね…特に楓(主人公)サイドだとキツイかもって思います。

最初は嫉妬からの復讐劇みたいな感じで進んで秋好死んだの?って思わせといて実は…

いやぁ中々面白い展開でしたね

人の気持ちや思い出はこうも簡単に美化されてしまい、すれ違いから袂を別つ事になるのは良くある話

しかし住野よる先生の手にかかるとそのエグい本質をソフトに表現し、強烈な勢いで読み手の心の中に投下していきます。

終盤の秋好と楓のやり取りは、まさしく誰にでもある人の距離感と理想、思い込みをそのまま文章にした感じです。

ただ今回読んでみて一番印象に残ったのは終盤の楓と秋好のやり取りの中で秋好が楓に放った一言「気持ち悪っ」ですね。
楓本人も気づいてなかった秋好に対する思いは、怒りのピークにある秋好によって気付かされ、そして拒絶されてしまう…
恐らくは本心で言ったのではない事は理解出来るんですよね

でもキッツイなぁって思いましたね…

あおばがあんな風に言われたら…その場で気絶してしまいそうなくらいインパクトに残った言葉でした

しかしタイトルの通り青くて痛くて脆い感じの物語です

特に若い世代の方は絶対読むべき本だと思いますので是非読んでみてください。

読んで人の失敗を擬似的に経験できる数少ない本じゃないかな…
何かに関わる、人と関わる…その全てに色々深く考えさせられる良い本でした。