昨日(8月8日)午後、車を運転してたら、中学生らしき女の子がロードバイクに乗って走っていった。
「なかなか乗りこなしてるな~、かっこいい!!」と思いながら、
次の信号を私は左折。
バックミラーで見ると、ロードバイクが消えていて「??」
乗用車が路肩に乗り上げてる。
これは何かあった。と、車を停めてミラーで確認。
どうもロードバイクが車に巻き込まれたらしい。
すでに郵便配達の方が電話をしている。
ここはUターンして戻るべきか、もう人にお任せするべきか、
一瞬迷った。
が、気が付いたら、Uターンして、現場にいた私。
「タオルとお水ありますか??」
と女の子や郵便配達の方、車の運転手さん、通りがかりの方に声をかける。
意識はしっかりしていて、頭部の打撲や傷はなさそう。
骨折も大きなものはなさそう。
とりあえず、あるもので傷口の消毒。
通りがかりの方が、「家が近所なので何か持ってくるものは?」
「きれいなタオルとお水と消毒薬を!!」
とお願いする。
目の前の産婦人科から、看護師と思わしき方がタオルを数枚持って出てこられる。
女の子と「大丈夫よ!!お家の人に電話しようか? 自転車の大会やったの??」等々話しかけながら
消毒を一通り終えた頃、救急車到着。
後はお任せして、退散することに。
その場にいた方から「看護師さんですか?」
「いいえ、たまにこういう講習を受けているだけです」
とその場を後にした。
6月にも小学2年生の男の子が学校の前で車にはねられた現場にいた。
丁度その学校に届け物があり、車をおりた瞬間、
慌てて呼びにくる子どもの姿に、これは冗談ではないと、
すぐに「先生を呼んでおいで!!」といって、
私は現場に。
その時は、下肢がパカッとひらき、骨が付きだした状態。出血もある。
「タオルかはんかちください!」と周りにいる方に協力依頼。
おばさんがはんかちを貸してくださり、圧迫止血。
窓から見てたおじさんに、「バスタオル貸してください!」
生徒から呼ばれて出てきた先生はオロオロ(すみません、しかし、本当の姿です)。
先生に、窓から出されたバスタオルを取ってきていただくようお願いし、
止血しながら泣き叫ぶ男の子を安心させるべく、ひたすら話しかける。
「大丈夫よ~~!!こんなに大きな声が出るなら大丈夫!!」
等々、励ましていると救急隊到着。
では、私は自分の職務に戻ろう!と現場を後に。
後日、校長先生から「なぜあのような対応ができたのですか?使命感ですか?」
と尋ねられた。
「ん?使命感??」私は何にも考えてなかった気がする。
血だらけの姿を見て、何をすべきか、私の少ない引き出しを探してみて
行動していた。それが正しいのかどうかはその時はわからないけど。
必死だったように思う。
幸い、その時の対応は間違ってはなかったらしく、
傷口をそのままにしていたら、骨に感染して最悪の状態もあり得たとあとでお聞きした。
使命感というより、仕事を通じて、多くの研修があり、
救急法はもう20年以上、毎年(職場によっては毎月のこともあった)2回ほど受講。
その時は真剣! そういったことの積み重ねだと。それ以外考えられない。
と、校長先生にお伝えし、
大変失礼とは思ったが、私はその時の現場で感じたことを言葉を選びながらお伝えした。
「先生方も救急法等の研修はおありですよね?」
「お見えになった先生方は、こどもさんへの声かけができないほど、びっくりされ、少々パニックに
なられていたように感じました。今回はケガで意識もあったから良かったですが、
これが心肺停止状態などであれば、1秒を争うことになりますよね。
講習を受けられたあとの、意識を強く持たれてると、救える命があるのでは?」
というようなことをお伝えさせていただいた。
40名近いクラスの生徒の安全を守ることはできても、
とっさの事態で「命を守る」こと、
これは別問題だと感じた。
何はともあれ、6月と昨日、大きな事故を目の当たりにし、
自分にできることはさせていただいた。
そして、事故はいつでも被害者にも加害者にもなり得ると痛感した。
気を引き締めてハンドルを握りたい。
暑い中、車の中で待ってた娘たち、ありがとう。
これは先月の川遊びの1シーン。
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『今日』という『奇跡』に感謝
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