愛の停留所

うわさでは聞いたことがある
土手に停留所があることを
そして
そこは愛の停留所と言われていることを

うわさによると
そこの停留所にいると出会いがあると言う
しかも
出会うべきして出会う人が
運命に引っ張られるように
２人はそこに現れると言う

そして２人は永遠の切符を手にする

いつものように
仕事が終わり
自転車で土手をサイクリングしていた
家から10ｋｍほど離れた場所を通ろうとしたとき

停留所があった
「あれ？こんなところに停留所なんて　あったかな？」
ボクは思った
気付かないだけなのか

よく見ると
そこには信じられないほどの
きれいな人が座っているではないか
これは夢か幻か
ジョギングやサイクリングをしている人にはよくわかることであるが
すれ違いに　あいさつをするのが暗黙の了解になっていて

ボクもその人もどちらが先と言わず
あいさつをした

通り過ぎて
ボクは浮足立ち自分でもわかるくらい照れていた
「サングラス越しに見ても美しく
裸眼では見れない太陽のような人ってホントにいるんだ」

ホントはもっともっと　その人がいた　
もっと手前でいつもＵターンしているのだが
今日に限り　なぜかいつもより多く走っていた

少し行ったところで戻り

自分の心は読める
また会える会いたい
帰りは向い風だったが
来る時よりもスピードが増していた

もすこしだ
まだいそうだ　うっすら影がある
日もだんだん落ちてきて
まるで最後の力を振り絞り
僕たちを照らすかの様だ

夕日に染まった
その人はまた　一段と美しく

通り過ぎるのがもったいないくらいだった
帰りのあいさつにも笑顔で応えてくれて

帰り道は覚えてないほどに
時間は止まっていた

いままで
停留所は気付かなかったのではなく
見えなかったのかも知れません
その人に会うでは

あの笑顔は忘れない
また会う日まで・・・・


今回小説風に仕上げてみました
愛の停留所・・・どうでした？
皆さんもぜひ探してみてください
きっと出会えるはず

もう出会ってるかもよ

ボク？
明日は歯医者なので行けないっす
残念！
あさって雨が止みますように　風が強くありませんように
そして愛の停留所が見つかりますように
お願いします
あの子に会いたい