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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

第93回全国高校野球選手権大会 準々決勝(1) ここにだけは、負けらんねえ!   

2011年08月18日 | 高校野球

第93回全国高校野球選手権

【準々決勝】

第1試合  光星学院 2-1 東洋大姫路
第2試合  関 西   8-3 如水館


昨日の甲子園。
灼熱の太陽の下、準々決勝の2試合が行われました。

まあ、
しかし準々決勝は1日にまとめたほうがいいというのが、
やはり高校野球ファンとしてのワタシの、偽らざる思いですね。
なんか2日に分けると、拍子抜けしてしまいます。
(前日までは連日4試合ずつこなしているわけですから・・・・。準々決勝が終わった後に1日予備日を作る方が、よっぽどいいと思いますがね。)


そんなことはさておき、
熱戦の2試合が行われました。

第2試合では、
岡山vs広島という、
関係者にとってはなかなか興味深い対決がありました。

岡山と広島とは、
決して仲が悪いわけではないが、
なんとなくライバル心旺盛な隣県同志です。

ワタシもルーツがその地方にあるため、
岡山にも広島にも、
たくさんの親類縁者がいます。

両県ともに野球熱の高いところでもあるので、
夏の話題は昔からもっぱら【甲子園】のことばかり。

熱く応援しているのですが、
広島は広島商・広陵を中心に何度も甲子園で優勝を飾っているのに対して、
岡山はいまだ夏の甲子園では優勝未経験。

そのあたり、
なんだかちょっと語り口に『温度差』があるのが常でした。
(*特に岡山の人、広島の人入り乱れて”お盆”に集まって甲子園を観戦するのが、少年時代の常でしたので・・・。)

その当時から30ン年も経つのに、
いまだに優勝が遠い岡山県勢。

県民意識は人一倍高いこの地にあって、
甲子園での【優勝】という金字塔は、
何よりも欲しいものに違いありません。

しかも、
なんとなく昔からの名門である
【関西】【岡山東商】【倉敷工】【倉敷商】
あたりが活躍するのが、
いたく県民のココロを刺激するんだなあということを、
肌で感じているワタシです。

対する広島は余裕綽々で野球を見ているものの、
カープの応援にも代表されるように、
『弱けりゃ(野球なんぞ)観んけえのう』
という熱狂的な土地柄。

近年広陵が毎年強いチームを作ってきて、
夏の甲子園熱が冷める間もありません。



そんな両県が対戦した昨日の試合。
しかも舞台は準々決勝という檜舞台。

過去の記録を紐解いてみると、

2001年2回戦  瀬戸内(広島) 10-1 岡山理大付(岡山)
1995年2回戦  関西(岡山)  11-0 宮島工(広島)

2回の対戦があり1勝1敗。

なんとなくこの隣県対決、
興味を持ってみていました。

試合は如水館が前日の延長戦の疲れが残っていましたね。
攻守に今一つの冴えが見られず、
関西が力通りの点差で完勝しました。

如水館が東大阪大柏原戦のような出来だったら、
強豪・関西相手でもいい試合になるのではと思っていましたが、
体力が尽きていた感じでした。

ベテラン迫田監督の【マジック】も不発。
関西は堂々と寄り切りでこの対決を制して、
いよいよ準決勝まで上ってきました。

60年代後半から70年代前半にかけ、
4年間に3度の準決勝進出を果たした岡山代表。
その後も、80年代には6年間に3度、
準々決勝進出を果たした時もありました。

しかし近年、
なかなか結果が出せなかったのも確か。

90年代に入ってからは、
99年に岡山理大付が決勝進出を果たしたのを除き、
準々決勝進出すらありませんでした。

まさに久々の快進撃です。

しかし今年の関西は力がある。
99年の岡山理大付よりもバランスは上とみています。
十分に【全国制覇】できるだけの実力を備えているといえるでしょう。

しかもこの日の準々決勝で、
待ちに待った『元エース』堅田が甲子園で初めてともいえる好投。
これで水原・堅田とチームが誇る2枚看板が完全に確立。
真紅の大旗に向け、
驀進している感じに見えます。

快進撃を続けるのが地元でも人気の高い【関西】ということもあり、
地元のボルテージは上がっていることでしょうね。


敗れた如水館は、
正直に言うとここまで来られるチームだとは思っていませんでした。

しかし大会新記録になる1大会3度の延長を戦い、
しぶとさを身に着けて勝ち上がってきました。
エースの浜田くん。
素晴らしい投球を見せましたが、
ついに力尽きてしまいましたね。

見事な戦いぶりは、
『やはり広島代表』と思わせてくれるに、
十分な活躍ぶりでした。

昨日の試合で結果的にチームの足を引っ張ってしまった1年生の島崎くん。
昨日のつらい”教訓”を、
どう今後に生かしてくれるでしょうか。

甲子園でのつらい”教訓”を見事に生かしたという点では、
同じチームに浜田くんといういい見本がいますよ。
(*浜田くんも1年生の時甲子園でリリーフ登板。しかし1死も取れずに打たれ降板。)

1年後、2年後、
彼がどんな選手に成長しているか、
本当に楽しみです。

『あ~あの時の選手かあ』

と思わせてくださいね。


ということで、
今日もこれから、
準々決勝の残り2試合が行われます。

そして今夕から明日にかけて、
大阪は雨の予報。

ということは、
土・日が準決勝と決勝?

『しっかりクライマックスも見れるじゃん!!!』

とひとりほくそえんでいる、
ワタシです。
(明日観戦予定の方、すみません!)


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