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13年目突入。苦難の2020年を超え、果たして東京五輪を迎えられるのか?覚悟が試される年です。

第93回全国高校野球選手権 第11日  能代商 その名を忘れない

2011年08月17日 | 高校野球

【第93回全国高校野球選手権】

~第11日~

3回戦   如水館 3×-2 能代商 (延長12回)


すごいゲームでした。
高校生がこれほどまでに甲子園という舞台で成長するんだということを、
実感するゲームでした。

まったくの無印、
そして昨年は緒戦で0-15とまったく野球をさせてもらえず敗れ去っていった学校の、
これが1年後の姿とは・・・・。

見事な戦い。
見事なチーム。
魂のこもった戦いぶり。

とにかく、
震えるほどの感動でした。

【能代商業】

甲子園の歴史に名を刻む、
すばらしいチームでした。

9回の守り。
サヨナラのランナーを2塁において、
如水館のエース・浜田の打球は大きな弧を描いてセンターへ。
センターの頭を越えて打球はショートバウンドでフェンスへ。

誰もが、
『あ~サヨナラか~』
と思ったところから、
あきらめないセンターが打球を拾い中継のショートへ。
センター⇒ショート⇒キャッチャーとリレーされた球は、
どんぴしゃのタイミングでミットの中へ。

そしてランナーはタッチアップ体勢でスタートが遅れ、
ホームに突っ込むも寸前タッチアウトオオオオオオオオ!!!!!

信じられないプレー。

ほとばしるような能代商の気迫が、
サヨナラを許しません。

*ちなみに、2塁ランナーがセンターオーバーの打球でホームタッチアウトになったのを見たのは、遠い昔に西武ライオンズの田淵が2塁走者のときに、センターオーバーの打球に、ただ単に"信じられないぐらい足が遅くて"アウトになったのを見て以来2度め。
そのときは、ただただ球場内は失笑に包まれたものでしたが、今回のはまったく違いましたね。

続く10回、
またもランナー2塁で、
今度は打球はライト前へ。

そしてまたも、
能代商はライト⇒セカンド⇒キャッチャーと渡り、
またもホーム寸前タッチアウトオオオオオオオオオオ!!!!

魂の守りとしか言いようがありません。

その堅い守りに支えられ、
エースの保坂は見事なピッチングを見せました。

球速はないものの、
"動く"ボールで内角を大胆に攻め続ける気迫の投球は、
観ている者をも"熱く"させるに十分なものでした。

まさに【全員野球】。
この言葉がぴったりと来る、
久しぶりのチームだったですね。

豪腕エースも、
本塁打を打つ打力もありませんが、
『こうすれば勝っていけるんだ』
ということを全国の野球ファンのみならず、
高校球児たちにも見せ付けた、
好チームでした。

【高校野球のチーム作り】に、
たくさんのヒントを与えてくれるようなチームでした。

ワタシはこの能代商のチームを見て、
『小さなエースを堅守で支える』昭和46年の磐城(福島)、昭和63年の浦和市立(埼玉)を思い出していました。

これらのチームに負けないぐらいの、
【能代商旋風】
と呼んでもいい、
今年のチームの進撃だったと思います。

公立校が勝ちあがっていくのが難しい時代になった高校野球。
そんな中、
こんな【胸を熱くする公立のチーム】が出現してくることが、
高校野球の人気を長く不動のものにしている要因ではないか・・・・・
そんなことを強く思う昨日の戦いでした。

普段は公立校、私立校などまったく意識しないで見ているワタシですが、
この日ばかりは能代商のすばらしさに、
そのことを意識するほどの試合でしたね。

試合のあと、
【やりきった】の充実感で涙を見せず、
さわやかな顔をしていた保坂投手。

見事でした。

感動しました。

花巻東・関商工に続いて、
またもワタシが【ファン】になってしまったチームが出現しました。


【能代商業】

忘れられないチームです。
またいいチームを作って、
甲子園に出てきてください。
待っています。


第4試合では、
高校野球界に君臨する東西の超強豪、
日大三vs智弁和歌山
の待ちに待った対決がありました。

2000年の選手権を記録尽くめの猛打で制した智弁和歌山。
その猛打、
観ているものすべてをワクワクさせ、
『打って打って打ちまくれば、ピッチャーがこれだけ打たれても優勝できるんだ』
という新しいタイプの野球の出現に甲子園が沸きました。

その翌年の2001年。
今度は日大三が、
前年の智弁和歌山の記録を1年にして打ち破る豪打で、
夏の選手権初優勝を飾りました。
その豪打も『後世に語り継がれる』ものすごいものでした。

その猛打vs豪打の対決。
しかもこの大会では両校とも2回戦まで看板の打線爆発。
当然に試合のポイントは、
『両校の打線の爆発』
でしたが、
意外にも最後に勝負を決めたのは、
投手力でした。

序盤こそ打たれた智弁和歌山の左腕エース・青木が立ち直りを見せると、
日大三打線は沈黙。
逆にじわじわと追い上げた智弁和歌山を最後に振り切ったのは、
日大三の豪腕エース・吉永の気迫あふれるピッチングでした。

【最後は投手力】

そんなことを感じさせた、
強打のチーム同士の対戦でした。

最後までなんとなく重苦しさを感じさせる、
強豪同士の対決にふさわしい雰囲気の試合でした。


さて、
準々決勝。

実力は伯仲の4試合となりました。

どういうクライマックスに向かうのか。
どんなシナリオが用意されているのか。

まだまだ【熱い夏】は続きます。


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