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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

リーグワンは第4コーナー。 パナは貫録の圧勝、東芝は”サヨナラ勝ち”で2位をキープ。

2024年04月08日 | ラグビー

リーグワンは週末の試合で16試合のうち12試合が終了。
いよいよ第4コーナーに差し掛かってきました。

ここまでのトップは、
昨季リーグ戦1位通過ながら、
プレーオフ決勝でクボタに敗れ優勝を逃した”常勝軍団”埼玉パナソニック・ワイルドナイツ。

今季はほとんどの試合を
「強いなあ」と感じさせてくれる戦いぶりで快勝。
現在12連勝で、
他の追随を許しません。

今季は堀江、そして内田という長くチームを支えてきたベテランプレーヤーが今シーズン限りでの引退を発表しているシーズン。
彼等のためにも・・・・というのが、
チームの中に少なからずあると思われます。

まあ、それがあるないにかかわらず、
パナのラグビーは素晴らしいもの。

伝統のディフェンス力に加え、
今季は攻撃にもキレがありますね。
2月に行われた「クロスボーダーラグビー」では、
日本から出場した4チームの中で、
ただ一つ全く次元の違う、意識の違う試合を見せてくれて、
見事勝利をもぎ取りました。

あれを見ていて、
本当に”パナ1強”という意味が、
実感としてわかりましたね。

今のリーグワンは、
さながら「パナ+その他」という構成であるのは、
間違いないのかもしれません。

週末の試合でも、
今季かなりいい試合を続けている相模原ダイナボアーズに対し、
前半からチャージをかけて全く問題にせず。
53-12の圧勝で連勝を12に伸ばしました。


そして追っていく1番手には、
今季オールブラックスからモウンガ・フリゼルのスターを獲得してチームをガラッと変えた東芝ブレイブルーパス東京が名乗りを上げています。

今季開幕から連勝街道をひた走っていた東芝。
パナソニックとの直接対決には敗れましたが、
そこからまた3連勝。

ここまで11勝1敗という好成績で、
がっちりと2位の座をキープしています。

チームの中心はなんといってもモウンガ。
この司令塔が実に素晴らしいプレーを数々披露してくれて、
更にまったく休まず出続けているというところで、
チームに安心感を与えてくれています。

中心選手のジョネ・ナイカブラやリーチ・マイケルなどにケガがあり、
なかなかベストメンバーが組めないものの、
接戦をことごとくものにする勝負強さは特筆もの。

何とか2位でプレーオフ出場を果たし、
決勝に進出してパナ相手に一発を狙っています。

週末の試合は危なかった。
ディフェンディングチャンピオンであるクボタに対し、
前半からリードを奪われる苦しい展開。

そんな中で後半頭からフリゼルが交代でベンチへ。
「これは厳しいな」と思っていましたが、
トライを挙げて5点差に追いつくと、
最後の最後に逆転トライで大逆転サヨナラ勝ち。
この戦いぶりが今季の好調ぶりを物語っていると言えますね。

まだまだ苦しい戦いは続きそうですが、
しのいでしのいで、
頂点まで到達することを狙っています。


3位には9勝3敗のサントリー・サンゴリアス東京。
長年パナと「2強」を形成していましたが、
このところ少し差をつけられている感じかな?

タレントは揃っていますが、
今季はうまく機能しないことも多く、
まあそれでも攻撃力の高さは相変わらずで、
逆転での2位を狙っています。

2位・東芝との勝ち点差は7。
まだまだ諦める勝ち点差ではありません。
4月末には直接対決もありますし、
更にこのままいくとプレーオフの試合で、
再度対決という事になります。

コルビ・尾崎の両ウィングに、
フルバックの松島を加えたバック陣の「速さ」は、
他のチームを上回ります。

逆転での王座に、
着実に狙いを定めています。


4位は昨季大躍進を遂げ、
今季も連続でのプレーオフ進出を狙う横浜キャノンイーグルス。

キャノンについては、
大黒柱のデクラークの離脱で厳しい戦いを強いられていましたが、
ここ5試合で4勝1敗と立て直して、
再度プレーオフ圏内の4位に上がってきました。

粘り強いチームになってきましたね。
5位・神戸との勝ち点差はわずかに4。

ここからの4試合、
最終節にはパナとの対戦がありますから、
そこまでの花園、相模原、トヨタと下位チームとの3連戦で、
何とか3連勝して4位の座を確保したいところです。


追ってくる5位はコベルコ神戸スティーラーズ。

名門のこのチーム、
リーグワンで初のプレーオフ進出を狙います。

シーズン序盤に接戦をことごとく落とした3連敗があり、
それがシーズンの成績に響いているものの、
どのチームとも互角以上に戦うその力はかなり評価が高く、
プレーオフに出場すれば大逆転での優勝も狙える戦力だと思っています。

現在勝ち点差4でキャノンを追っていますが、
逆転するためには次節の東芝戦、そしてその次のクボタ戦がカギでしょう。

どちらかには必ず勝たねば、
先の展望は開けてきません。

出来れば連勝・・・・・という期待ところですが、
さてどうなるでしょうか。

最終節までは、
キャノンに負けの期待はできないと思われ、
神戸としては最終節での逆転を狙っています。


以下6位、静岡ブルーレブス、7位・トヨタヴェルブリッツはほぼこの週末で終戦。
ディフェンディング・チャンピオンのクボタスピアーズ・東京ベイは東芝戦でのサヨナラ負けでプレーオフ進出の望みは断たれたと言っていいでしょう。

ディビジョン2との入れ替え戦には、
いまだ勝ち星のない花園と、1勝の三重がほぼ決定。
リコーも厳しい戦いになっていますね。


ディビジョン2は、
昨季圧倒的な強さを誇りながら入れ替え戦にまさかの連敗でディビジョン2にとどまった浦安Dロックスと、
昨季ディビジョン1から降格したNECグリーンロケッツ東葛が出てきそうな気配。
両チームともにかなり強いですね。
ここに3位の豊田自動織機シャトルズ愛知も加わって、
ディビジョン1下位チームとの入れ替え戦となります。

今のところ、
リコー vs 豊田自動織機
三重  vs NEC
花園  vs 浦安

となりそうです。

花園と浦安の対戦は、
昨年の再戦となりますから、
盛り上がりそうですね。


という事でリーグワン、
かつてと違ってGWまでリーグが続いて、
その後にプレーオフとなりますから、
ラグビーのシーズンを長く楽しめています。

リーグのレベルもかなり高いので、
ここからの戦いはホント、
見逃せませんよ。



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