最も印象に残った高校球児を、
1地区1人だけ選ぶという遊びをやろうかなあと思います。
特に戦績などを丹念に調べて書いているわけではないので、
間違っているところがあるかもしれませんが、ご容赦を。
頭に浮かぶことを、つらつらと書き連ねていくつもりです。
大体高校野球を観だして40年+ぐらいになりますので、
昭和40年代中盤ぐらいからの球児が対象です。
1.北北海道
向峰 斉 投手 旭川龍谷 昭和48年夏 昭和49年夏
甲子園戦績 2勝2敗
S48夏 2回戦 〇 3-2 東洋大姫路(兵庫) *完投
3回戦 ● 0-×3 今治西(愛媛) *延長10回サヨナラ3ラン
S49夏 2回戦 〇 4-2 丸亀商(香川) *完投
3回戦 ● 1-7 静岡商(静岡) *甲子園最後の試合で、初のKO
”小さな大投手”という形容がよく使われた時代。
向峰投手は、小柄なサイドハンドから小気味よく内外角に球を散らして打ち取っていくタイプのピッチャーでした。
まだまだこの頃は”雪国のハンディ”が強く言われていた時代で、
北海道勢があまり活躍できるということはありませんでした。
しかし、
彼を押し立てた旭川龍谷は、
2年連続で初戦を突破しただけではなく、
その相手が兵庫の東洋大姫路、四国の丸亀商と名だたる強豪。
その一陣の風のような戦いぶりは、
爽やか旋風と呼ぶにふさわしいものでした。
その後80年代終わりごろまで、
常に北海道の野球界を引っ張る存在でしたが、
最近はその存在感もだんだん薄くなってきてしまっています。
あのころの活躍を知る人たちは、
もう一度復活をと強く願っているはずです。
向峰投手独特のフォームからのシンカーが記憶に残っています。
東洋大姫路が「球威なんかあらへん、ごまかしのピッチングや、僕らごまかしに弱いねん」と語っていましたね。
コメントありがとうございます。
10年近く前の記事を見ていただき、ありがとうございます。
向峰投手は、本当に印象に残っている投手でした。ひょうひょうとサイドスローから投げる姿が爽快で、北北海道の選手では、この向峰投手と、昭和55年に大活躍した旭川大高の鈴木選手が強く印象に残っています。