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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

どうした日本人メジャーリーガー 衰え?劣化? 厳しい状況が続く。

2011年06月14日 | メジャーリーグ

メジャーリーグ・ベースボール(MLB)

何とも≪本場≫という雰囲気を漂わせるこの名前。
日本人選手も、
野茂以来本格的にMLBでプレーするようになってからおよそ16年。

野茂、イチローという【メジャーの中のスーパースター】を生み出した日本人ですが、
ここの所成績が全体的に下降気味。

今年は特にその傾向が顕著で、
『絶対』の選手であるイチローの調子が上がってこず、
松井秀喜は衰えが隠せない状況になっています。
わずかに福留が活躍を見せているものの、
レギュラーとは言い難い状況。
西岡はいまだDLから抜け出せない状況です。

特に活躍が期待される投手でも、
ローテーションピッチャーとして活躍しているのは黒田(ドジャーズ)のみ。
上原(オリオールズ)、高橋(エンジェルス)、建山(レンジャース)などはそこそこチームから信頼され起用されているものの、
日本の時代を知っている我々から見れば少々さびしさを感じてしまうのは、確かです。
『日本の至宝』松坂は、肘の手術で1年以上の離脱を余儀なくされている状況です。


日本球界に目を移してみると、
NPB⇒MLB⇒NPB
と渡り歩いた復帰組(またの名を出戻り組)では、
井口(ロッテ)が素晴らしい活躍を見せている以外、
松井・岩村(楽天)、城島(阪神)などは、
期待されたほど活躍できていないのが現状。

20世紀から21世紀の世紀またぎの時期に、
華々しく『ほぼすべての』超一流選手が海を渡って活躍したころに比べて、
なんだか霞がかかってしまうような成績ですね。

≪今がまさに旬≫
の選手たちが次々とビッグクラブに移籍して、
世界をまたにかけ頑張るサッカー界とのコントラストが、
これほど鮮やかに浮かび上がる年もそうはないでしょうね。

特に松坂と松井秀喜は、
選手生命のピンチに陥っていることは間違いありません。

松井は37歳になります。
”勤続疲労”の出てくる年齢に差し掛かり、
”気力・体力の衰え”も自覚して来ていることでしょう。

ヒザの状態は、
もうこれ以上よくはならないと思います。

一昨年のヤンキース時代から衰えが見え始め、
昨年のエンジェルス時代は全く目立たない成績になってしまいました。

今年はさらにその状況に拍車がかかったみたいで、
後半戦によほど大爆発しない限り、
来年の契約はまずないでしょうね。

たぶん年齢から言っても、
来年オファーしてくる球団は”マイナー契約”を持ってくると思います。
そのオファーを受けた時、
松井は果たしてどのような判断をするのでしょうか。

松坂とて状況は同じ。
自分の身の丈以上の評価を受けてのMLB入りだったため、
常に苦しんでいる姿しか見たことがありません。

15勝⇒18勝⇒4勝⇒9勝⇒3勝

入団から5年間での成績がこれです。
期待が大きかった分、
針が逆に触れた時の失望も大きかったと見え、
ファンの間からすでに『松坂』という名前は消え去っているかのような反応ですね。

たぶん高校時代から”光輝く道”を歩き続けた松坂にとって、
初めて味わう”本当の意味での挫折”なんでしょう。
ここから立ち直れるのかどうか。
彼の真価は、
ここから問われていくことになるでしょう。

イチローの状態も、
心配でしょうがありません。
『動体視力の衰え』を指摘する声も上がり始めました。

【究極の技術】によってヒットを量産する彼だからこそ、
誰にも説明できない、
説明しようのない状況に陥っているのだとすれば・・・・・・
心配です。

≪イチロー後の野球界≫
想像できないし、
したくもありません。

これから何とか巻き返してくれること、
願ってやみません。

ここ2年ほど、
あまりMLBの順位にはこだわらなくなったワタシ。
それだけ真剣に見なくなった証拠かもしれませんが、
日本人選手たちの動向は、
いつも気にかかっています。

やや踊り場に来た感のある、
日本人一流プレーヤーたちのMLB契約バブル。

日本人プレーヤーたちの存在感が薄くなればなるほど、
今後挑戦するプレーヤーにも影を落とすことになりかねないというのが、
今の状況でしょうかね。

今年のオフにダルビッシュ(日ハム)が行くということになればまた燃え上がること必至ですが、
(ワタシは、いまのダルビッシュは”世界屈指”のレベルにあると確信していますので)
西武・中島あたりの”その辺のプレーヤー”が行くとなっても、
メジャー契約してくれるかどうかぐらいが焦点となってくる・・・・
そんなレベルの話になっていくと思います。

今年もまたオフに狂想曲があるのか。
それとも、
去年の岩隈や小林(阪神)のように、
恋い焦がれたのに相手の反応は冷たく・・・・・・
となるのか。
注目されます。



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