夏の甲子園は第6日。
祝日の甲子園とあって、
満員札止めの観衆を飲み込んで、
雰囲気満点の1日となりました。
第一試合には沖縄尚学が登場。
台風の影響で調整不足も懸念される中、
エース東恩納投手が見事なピッチングを披露。
全く危なげなく完封勝利を飾り、
優勝候補の一角の力を見せました。
今年の沖縄尚学は、
09年に東浜投手で選抜優勝を飾ったチームに似ている感じがしますね。
安定した戦いができるのが強みです。
第二試合には西の大本命と評される広陵が登場。
注目のスラッガー真鍋に一発は出ませんでしたが、
攻守に隙のない野球を見せてくれました。
中盤まではビハインドの戦いでしたが、
選手は落ち着いたもの。
強豪らしい佇まいのチームで、
優勝まで駆け上がる可能性は十分にあるような感じがしました。
あとは中軸の爆発待ちですかね。
第三試合は、
慶応が登場。
予想通りの大応援団の大声援がすごかったですね。
慶応については、
春以降神奈川県大会では散々爆発力を見ていたのですが、
何せ選抜、春の関東大会と、
「外の大会」で好投手に沈黙して敗れる姿を見ていたので、
「慶応の本当の姿」
がどこにあるかを測りかねていたのですが、
この日初めて全国という大海で爆発した姿を見ることができました。
長打力もありますが、
低くて強いライナーを続けていく姿には、
2010年、11年あたりの東海大相模打線を重ねて見ていました。
エース小宅投手も安心できる投球を見せて、
「これは結構強いぞ」
という印象を持ちましたね。
次の対戦相手がなにせ優勝候補の広陵ですから、
この日のような試合にはなりようもないと思いますが、
ひょっとすると・・・と思わせてくれるこの日な戦いぶりでした。
第四試合は、
実力互角同士の、
程よく両方にミスも出る、
なんとも高校野球らしい戦いとなりました。
見ている方としては、
とても楽しいこの日の締めの試合となりましたね。
春夏通じて初出場の宮崎学園は、
終盤甲子園初勝利のチャンスを掴みかけましたがねえ。
ここからやはり勝ちがチラつきましたね。
ここから勝ち切るのが、
甲子園で一番難しいところ。
しかし敗れたとはいえ、
いい戦いをしました。
今年の初出場校は、
どの学校も確かな足跡を甲子園に残しましたね。
鳥栖工と浜松開誠館は勝利も掴みましたし。
ここまでは天気も良く、
日程も順調に進んでいます。
来週は台風の直撃を受けるという予報で、
若干波乱含みではありますが、
楽しい大会に間違い無いですね、
今年の105回大会。