≪WBC世界バンタム級タイトルマッチ≫
チャンピオン 挑戦者
山中慎介(帝拳) KO 7回 36秒 トマス・ロハス(メキシコ)
10月中旬、
日本のエースである西岡が、
【世紀の統一タイトルマッチ】でドネアに敗れ、
先週は粟生がまさかの防衛失敗。
日本にとっても、
所属する帝拳ジムにとっても厳しい流れを、
山中が見事に止めてくれました。
しかも戦慄の7回KO勝ち。
あれだけの派手なKO劇は、
ここのところ見たことがなかったですね。
しかも相手は2階級制覇を狙う”日本人キラー”。
相手としては、
前回防衛戦の相手・ダルチニアンに匹敵するほどやりにくいボクサー。
確かにタイミングがとりにくそうで、
前半はやや相手を見ながらの発進となりました。
しかし、
3,4回と相手とのタイミングがはかれてくると、
徐々に右、左とヒットの数が増えてきて、
5,6回には完全にとらえたパンチが相手顔面にヒット。
『これは、KOも時間の問題か』
と思って迎えた7回。
戦慄のKO劇は開始わずか36秒後。
左、右とヒットしてぐらついたロハスの顔面に、
『返しの左』がもろにヒット。
テレビでは『見えないぐらいの』速いパンチで、
ロハスは膝から前のめりに崩れ落ちました。
そしてそのまま立ち上がることなく病院送り。
先輩・西岡の”モンスターレフト”の系譜を継ぐ、
山中の”戦慄の左”がさく裂した瞬間でした。
ワタシ一押し(といっても、一押しが何人もいますが)の山中チャンプ。
防衛ロードを長く歩んでいけそうな、
見事なKO勝ちでした。
いや~
このところの連敗に意気消沈していたワタシにとって、
本当にスカッとする勝ち方でしたね。
同時にタイトルマッチを行った五十嵐選手の初防衛戦も、
僅差ながらチャンプの判定防衛。
会場になった仙台のファンも、
よかった、よかったと思ってくれることでしょう。
出かけていたワタシは、
帰ってから夜の録画観戦でしたが、
いい夜になりました。
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