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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

史上最強・サントリーが男のぶつかり合いを制す

2013年01月28日 | ラグビー




≪ラグビートップリーグ・プレーオフ≫

【決勝】

サントリー   19 (12-3,7-0) 3  東芝


快晴の空の下、
満員の観衆を飲み込んで、
トップリーグ・プレーオフの決勝が秩父宮ラグビー場で行われました。

連覇を狙うサントリーは、
このシーズンを無敗で駆け抜ける『無敵艦隊』。
自慢のアタッキングラグビーの凄さは今シーズンも健在。
というよりも、
ますます凄味を増して、この日を迎えました。

対する東芝は、
序盤にはやばやと2敗。

10年目にして初めて、
プレーオフを逃すかと言われていましたが、
さすがに後半戦に立て直して、
この日を迎えました。


日本ラグビーを牽引する両チーム、
いずれも府中市に本拠地を置く【府中ダービー】となったトップリーグ決勝、
満員の観衆の下で力の入った攻防が続く好ゲームとなりました。



前半はキックオフから、
『攻めるサントリー、耐える東芝』
という展開が続き、
10分過ぎにサントリーが先制。

しかし接点での攻防は見ごたえ満点で、
【ゴツッ、ゴツッ】
というぶつかり合う音が客席まで聞こえてくるような肉弾戦となり、
観衆は熱狂するというよりも、
息を飲んで攻防を見守るという試合となりました。

東芝がPGで3点を返した後、
逆転するチャンスがありながら、
どうしてもトライを奪うことが出来ないでいると、
逆襲に出たサントリーが見事なキックパスからトライを奪い12-3.
試合を優位に進めました。

後半は2度のシンビンで数的不利に陥ったサントリーに対し、
東芝が執拗にトライを狙い攻勢を仕掛けますが、
2度のビデオ判定などでトライ(?)が覆され、
結局屈辱のノートライに抑えられました。

サントリーの気持ちの入った守備は最後まで崩れることがなく、
どんなに押されても最後で踏みとどまり、
どんなに崩されても最後の一戦は超えさせず、
チームとしての一体感とフィットネス、スキルすべての強さを満天下に知らしめる、
まさに快勝でした。

サントリーの皆さん。
優勝おめでとうございます。

たぶん今年のサントリー、
【史上最強】という称号を与えてもいい素晴らしいチームだったと思います。

今年のトップリーグは、
ソニービル・ウィリアムス、ジョージ・スミス、ジャック・フーリー、ニコラス・ライアン、トウシ・ピシなど、
世界の名プレーヤーが大集結する、
注目のシーズンとなりました。

なぜこんなにすごい選手が集まってきているのか、
それは分かりませんが、
とにかくすごいことになっていました。

しかしそれ以上にすごいなあと感じたのは、
彼らが完全に『浮いてしまう』ほど他の選手たちとレベル差があるということが、
あまり感じられなかったこと。

それほど、
日本の各選手やチームのレベルも、
上がってきているのではないかということです。

ちょっと前ならば、
凄い選手がプレーすれば、
遠目からでもその違いが一目瞭然でしたが、
今は他の選手にも遜色ないプレーが出るようになっています。

このトップリーグのレベルも、
本当に年々上昇して来ているといえるでしょう。

しかもこのリーグ内での、
上位下位の実力差も年々埋まってきています。

10年を経過して、
当初思い描いたような、
【望ましいリーグの発展】
を成し遂げてきたように感じています。

あとは、
ラグビーの面白さを世間一般に伝えること。

それが2019年のW杯開催に向けての、
最も大きな命題になってくることでしょう。

昨日のような試合、
観客としてスタンドで観戦すれば、
1試合で≪ラグビーの虜≫になってしまう人、
たくさんいるんじゃないでしょうかね。

リーグ戦や全日本選手権の試合方式や日程など、
まだまだ改革することは山盛りだと思いますが、
まずは【熱い男の戦い】を見せてくれた両チーム並びに他のチームの選手たちに、
お疲れ様のエールを送りたいと思います。


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