プロ野球が開幕して10日あまり。
3カードが終了しました。
ロケットダッシュあり、
沈み気味のチームあり、
悲喜こもごものスタートとなりました。
比較的静かにスタートしたプロ野球の、
開幕直後の採点をしてみましょうか。
【パ・リーグ】
1.東北楽天 6勝3敗
いい出足になりました。投手陣の明るい兆しが、今後も期待させてくれるところです。岩隈・田中両エースに長谷部、ラズナー、永井が加わると、充実してきますね。守りの野球で快走するでしょうか?
2.埼玉西武 5勝4敗
チーム全体が崩れてスタートした割には、キッチリと勝ちを拾っていっていると言えるでしょう。先発の涌井・岸は安定しているものの、ベテラン・外人などに衰えが見えます。打線も1・2枚足りないような。優勝争いには、全選手の底上げしかないでしょう。
3.オリックス 5勝4敗
先発投手陣が揃っているので、大きく崩れることはない戦い方が出来ている。打線ではローズが当たっているものの、フェルナンデスがさっぱり。ラロッカも?マークが取り去れない。脇を固める日本人の出塁率が大きな鍵を握っている。
4.北海道日本ハム 4勝4敗
ダルビッシュの大活躍なしに、浮上はありえない。楽天をたたいて浮上のきっかけにするか。抑え不在は、長いシーズンでジワジワ効いてくるはず。投手陣の再編と、”たまたま”本塁打が頻発しているこの段階で、打線をテコ入れする必要があると思われる。
5.福岡ソフトバンク 4勝5敗
先発陣の不安定さが、影を落としている。打線で戦えるチームではないので、投手陣の更なる頑張りが必要。上位から落ちていかないように、何とかしがみついて夏場の勝負に持っていきたい。松中・小久保のMK砲の好調ぶりは頼もしい限り。
6.千葉ロッテ 2勝6敗
崩壊寸前。ある意味、横浜よりも根が深そう。バレンタイン問題が大きく影を落として、いまひとつ試合に集中できない状況が続いているみたいに見える。西岡の活躍が救い。シーズン途中での辞任も、もしかしたらあるかも。
【セ・リーグ】
1.巨人 5勝2敗2分
開幕は出遅れたが、さすがの攻守を発揮。やはり戦力的には1歩抜けている。
小笠原・ラミレスが好調を維持、鈴木や坂本などのバイプレーヤーも上手くかみ合っている。投手陣も、大エースは不在ながら、グライ・内海・東野などは計算できる布陣。いつクルーンを配置換えするの?(絶対山口のほうが上と思うが)
2.広島 5勝3敗1分
新球場効果もあり、サポートはバッチリ。赤ヘル初優勝の昭和50年の雰囲気を取り戻したい。打線で栗原の充実ぶりが光るが、周りはいまひとつパワー不足。投手陣はルイスを筆頭に粒が揃う。篠田・前田の若武者が12~15勝ずつ上げれば有力な優勝候補に踊り出る。
3.中日 5勝4敗
あまり語りたくないチーム。WBCの件で、はっきり言っていまだにわだかまりが取れません。セリーグのほかのチームは、このチームだけには優勝させない、という気概を持って欲しい。戦力ダウンも顕著なので、Bクラス落ちも必至と見ていますが。
4.ヤクルト 5勝4敗
由紀のピッチングを見ていると、若いということの裏表がハッキリ分かります。良い方向に出ればすごい力を出すが、崩れるのも早い。どちらの目が出るのか。打線でカギを握るのはガイエル。彼がそれこそ40発ぐらい打てれば、首位戦線に浮上することも十分にありうる。
5.阪神 3勝5敗1分
期待に反してロケットスタートに失敗。特に巨人に負け越したのは痛かった。金本は大活躍。すべての部門で自己最高を更新する勢い。それに新井が絡む打線は一級品。投手陣では岩田の出遅れの穴が埋まっていない。しかし、夏場にかけて調子を出してくることが予想され、首位を伺ってくるだろう。
6.横浜 2勝7敗
勝敗は、今の実力を反映している。あまりにも戦力が薄い。セリーグのチームは、横浜に足元をすくわれたチームから落ちていくであろう。今年は育成の年と位置づけ、どんどん若手を使い続けるべし。大矢監督に課せられた使命は、もはやそういうことか。それにしても、どうしちゃったんだろう。
まだまだ開幕して間もなく。
取り返せる時間は十分すぎるほど残されています。
波に乗って一気に浮上するチームも出てくるでしょう。
それがどこなのか・・・・・
興味シンシンです。