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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

ドラフト2023 ま~いい投手が多くて、抽選に次ぐ抽選で決着!

2023年10月27日 | プロ野球

今年のドラフト会議。

4年ぶりに有観客での開催ということで、
盛り上がったことになりましたね。

今年は「目玉」と呼べる選手はいないものの、
実力派がものすごく多い豊作ドラフト。

特に東都大学リーグの各チームのエースは軒並み1位候補に挙がっていて、
そのレベルの高さを垣間見せてくれました。

何しろ、
青学大の常広、下村、
国学大の武内、
中大の西舘勇、
亜大の草加、
東洋大の細野に、
2部の専大・西舘昂と、
まさにずらりと並んだ「東都7人衆」。

彼らがどこに行くかが大いに注目されたドラフトとなりました。

事前に入札を公言したのは、
広島が常広に、西武とSBが武内に、
中日がENEOSの野手・渡会に、
そして巨人は公言してはいなかったのですがほぼ中大の西舘勇に、
となっていました。

そして始まったドラフト会議。

1位指名入札が、
中日から始まりどんどん読み上げられていきます。

今年は大量に1位候補(それも即戦力ピッチャー)がいたおかげで、
各チームは望んだ選手を外してもまだチャンスがあるという事で、
迷いなく入札を行ったと思います。

その結果、
武内3球団、渡会3球団、常広と西舘勇が2球団と、
なんと10球団が競合。

阪神の下村と、オリックスの横山(上田西・内野手)だけが単独指名となる、
近年ではまれにみるドラフトとなりました。


そして・・・

武内は西武へ、
渡会はDeNAへ、
常広は広島へ、
西舘勇は巨人へ、
それぞれ交渉権が獲得。

振り返ってみると、
最初に公言をした4球団のうち、中日を除く3球団が交渉権を獲得。
やはり「最初に熱意を見せた」ところに野球の神様も微笑んだというところでしょうか。

しかしここからまたドラマ。

1位競合が終わっても、
まだまだ好選手が大挙して残っている段階で、
外れ1位の指名がまた熱かった。

亜大の草加、大阪桐蔭の前田が競合し、
草加は中日に、そして前田はSBに決まりました。

さらに抽選は続き、
「外れ外れ1位」でも東洋大の細野が競合、
その結果日ハムが交渉権を獲得しました。

3回の抽選を外したロッテは、
最後に明大のスラッガー・上田を指名して、
1位指名が終わりました。

抽選結果は以下の通りです。

阪神   下村(青学大)
広島   常広(青学大)
DeNA 渡会(ENEOS)
巨人   西舘勇(中大)
ヤクルト 西舘昂(専大)
中日   草加(亜大)

オリックス 横山(上田西)
ロッテ   上田(明大)
SB    前田(大阪桐蔭)
楽天    古謝(桐蔭横浜大)
西武    武内(国学大)
日本ハム  細野(東洋大)

見事に「東都7人衆」全員が1位指名でした。
やっぱりすごいことですね、これは。

各チームのエースは全部1位指名ですからねえ。
そんな中での秋季リーグ戦は、
勝ち点3が2チーム、勝ち点2が4チームの大接戦で、
まさに「1勝が天国と地獄を分ける」すごさでした。

そして優勝したのがドラ1ー2枚看板を誇った春の全国制覇校、青学大です。
しかし最終週までトップに立っていたのは、
なんと唯一ドラ1を出していない日大だったってんだから、
野球ってもんはわからんもんですね。
まあ、最後は落ち着くところに落ち着いたけど。

一方東京六大学は、
今年は1位で明治の上田がバッターとして1位指名を受けましたが、
全体的には低調でした。
特に投手は低調でしたね。

わずかに明治の石原がヤクルト3位指名、村田がSB4位指名。
その他野手では、慶応の広瀬がSB3位ぐらいが目立っているばかりで、
今年はレベル的に東都が大きくリードしていたってことでしょうね。

そして2位以下の指名では、
私見ではありますが、
独立リーグ勢の指名が目立ったように思います。

独立リーグはまあ、
言ってみればプロ予備軍。
そして高卒でも大卒でも、
1年目から指名の権利を得られるだけに、
プロになりたい、そのためには苦労もいとわないという選手たちが、
大挙してきているという事なんでしょうね。

そしてリーグ戦と並行して、
プロの2軍や3軍との試合も多く組まれていますから、
プロ野球の目にも止まりやすいという事です。
さらに指導者が元プロばかりで、
自分の実力をあげるのにもいい環境ってこともあるでしょうね。

いろんな縛りがない自由な野球環境という事で、
これからはもっと注目されてくるかもしれませんね。
特に学生時代に故障をやってしまった選手などの再起の場としても、
いいかもしれません。

ということで、
今年も盛況だったドラフト。

最近は日本でも、
サッカーのJリーグやバスケのBリーグなど、
比較的チームへの入団や移籍などがしやすいプロ競技もあるのですが、
結構がんじがらめなプロ野球が、
今後どのように新人選手の選択や選手の移籍などに舵を切っていくのか、
非常に注目しています。


さあ今年のドラフト。

どこが勝ち組で、どこが負け組だったのか?

本当の「結果」は3年後、5年後、10年後にならなければわかりませんが、
今のところの評価は。。。。。。

今年は、
勝ち組も負け組もなさそうですね。

え~~~

っていうような指名をした球団もないですし、
見るからに「ダメドラフトだった」球団なんていうのも散見されません。

どこも「そこそこいいドラフトだった」
なんて思っているんじゃないでしょうか。


スーパースターのいる年は、
もっと面白くなるんだけどなあ。

来年は明大の宗山がドラフトに。
彼はまさに「スーパースター」ですから、
楽しみですね。

昨年あたり話題になった、
2023年のドラフトは、高校生スラッガーが大豊作で・・・・・・
という「1年前の評判」は、
スラッガー三羽烏と言われた、
花巻東・佐々木はプロに来ず、
広陵・真鍋はまさかの指名漏れ。
そして九州国際大付の佐倉は育成指名・・・・・と、
3人とも望んだ形にはなりませんでした。

しかし彼らの野球人生はこれから。
「あの時の屈辱があったから・・・・」
と後年言えるように、
どうか頑張ってほしいと思います。




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