7月14日に、
ボクシングの世界タイトルマッチが、
3試合同時に開催されます。
大変楽しみなこのイベント、
ちょっと紹介します。
◇7月14日
【神戸ワールド記念ホール】
▼WBC世界バンタム級タイトルマッチ 12回戦
王者・長谷川穂積(真正) × 同級11位・ネストール・ロチャ(米国)
▼WBA世界ミニマム級タイトルマッチ 12回戦
王者・ローマン・ゴンサレス(ニカラグア)× 同級2位・高山勝成(真正)
【後楽園ホール】
▼WBC世界フェザー級タイトルマッチ 12回戦
王者・粟生隆寛(帝拳)× 同級1位・エリオ・ロハス(ドミニカ)
ものすごく楽しみな3戦です。
まず、
不世出の安定王者・長谷川が9度目の防衛戦です。
長谷川の安定感は、
いまさら言うまでもないでしょう。
日本人の王者としては、
全盛期の具志堅よりも強いのでは、
と思ってしまうような凄みを感じさせてきました。
具志堅の防衛時のようなボクシング人気ならば、
長谷川はまさに【国民的ヒーロー】になってしかるべき存在です。
それほど強い王者です。
ワタシは、
最近では「とにかく長谷川の試合は一瞬でも見逃したくない」
という衝動に駆られています。
それほど大ファンですし、
これほどボクシングの凄みを見せ付けてくれる王者はいないですから。
『本物のボクシング』
を見たいなら、
長谷川の試合は絶対に見逃してはいけません。
そして、
前回の歓喜の初タイトル奪取から、
『もっとも難しい』
といわれる初防衛戦に挑むのが、
チャンピオン・粟生。
見る試合ごとに成長がハッキリ実感できて、
長期でウォッチしていくと本当に楽しいチャンピオンです。
しかしながら、
今回の挑戦者は、
一筋縄ではいかないどころか、
最強の称号を持つハードパンチャーです。
20勝1敗13KO。
軽いクラスにいながら、
これだけの戦績を残しているのもビックリですが、
13KOのすべてが3ラウンド以内というのも脅威。
『粟生 大ピンチ』
のように報道されていますが、
粟生なら何とかしてくれる、
と思っているワタシです。
サウスポーからの切れのいいストレート・フックを見てください。
最後は、
WBAミニマム級2位の高山が、
”不沈艦”ローマン・ゴンザレスに挑みます。
この試合の焦点は、
残念ながら高山ではなく、
ローマン・ゴンザレスの側にあります。
20年ほど前、
ワタシが『本当に強い』と思っていた大橋秀行を、
子ども扱いして倒し、
その後WBCで22度の防衛に成功したリカルド・ロペス。
そのロペスの再来といわれているのが、
ローマン・ゴンザレスです。
今年初めに行われた、
星野との世界タイトルマッチ。
ゴンザレスのあまりの強さに、
”あの”星野が子ども扱いされました。
”すごすぎる”王者は、
今回どんな戦いを見せてくれるのでしょうか。
ということで、
3戦共に全く目が離せない試合になることは必至。
会場が2つに分かれているので、
テレビ桟敷で観戦するのが一番いいでしょう。
願わくば、
『試合の映像』
をたくさん流してね、日テレさん。
TBSのように、
インサイドストーリーや控え室の様子はいいから。
いずれにしても、
ものすごい日になりそうです。
【大予想】
○長谷川 (3R KO) ネストール・ロチャ
○粟生 (判定) エリオ・ロハス
●高山 (2R KO) ローマン・ゴンザレス
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