ワタシにとっては、
2年ぶりに待ちに待った大会が開幕します。
全日本大学選手権です。
毎年6月に開催されるこの大会。
ワタシは勝手に、
高校野球の「真夏の祭典」をもじり「梅雨の祭典」と呼んでいて、
「学生野球の聖地」神宮球場を主体に行われますので、
毎年楽しみに球場へ足を運ぶ大会でもあります。
国民的人気のある高校野球については、
マスコミ、識者などは甲子園などの連戦をしばしば話題にして批判するのですが、
「それならばこの大学野球選手権はどうよ!」
と思ってしまうほどの過密日程です。
下の組み合わせを見てもわかるとおり、
1回戦から登場して、おまけに大会2日目に初戦が組まれている大学だと、
決勝まで進出した場合なんと6日間に5試合を消化しなければなりません。
”これこそ究極の過密日程”だと思いますが、
大学野球という人気薄のカテゴリーの競技だからなのか、
マスコミなどで文句を言っている人、
見かけたこともありません。
まあ、投手に関していえば、
各大学何人もの投手を擁しているから、
心配はないといえばそのとおりですがね。
人の常として、
おんなじ問題を抱えるところでも、
注目を集めるところには声を上げ、そうでないところにはだんまり(あるいは無視)。。。。
変わりませんなあ。
おっと、そんなことはどうでもいいとして、
今年の組み合わせはすでに決まっています。
こちらからどうぞ ⇒ 第70回全日本大学野球選手権記念大会:公益財団法人 全日本大学野球連盟 (jubf.net)
今年の大会、
ワタシはほとんど各地区のリーグを見ていないので、
プレビューしようにもできない状態です。
まあ、
例年東京六大学と東都大学の「2大リーグ」代表が「優勝候補の双璧」に並ぶのは昔からのお約束。
しかし近年は地方大学の躍進も著しいので、
なかなか優勝を占うのも難しくなってきています。
そんな中、
ワタシが注目しているのはやはり強打の国学院大ですかね。
久しぶりに戦国東都を制しての出場。
一気に全国No1を目指しています。
同じブロックに富士大、東北福祉大という「躍進の東北勢」が陣取っていますが、
自慢の打線で一気に勝ち上がることができるでしょうか。
東都の代表はここ数年、
優勝はおろか4強にまでも勝ち進めていないので、
関係者の今年に賭ける思いも強いと思われます。
そして上のブロックの「候補No1」である慶大。
六大学での戦いぶりを見ると、
攻守のバランス感覚が抜群で、
投手も森田・増居を中心に救援陣も充実しています。
あとは正木が本来の打棒を発揮してくるようだと、
一気に頂点も見えてきますね。
しかしこの上のブロックに、
上武大・桜美林大・国際武道大・桐蔭横浜大の関東4ブロック代表が名前を連ねました。
この4チーム、
秋はリーグ戦の後に明治神宮大会進出をかけて「血で血を洗う横浜決戦」を行う面々。
今回はその舞台を神宮に移しての戦いとなります。
初戦から国際武道vs桐蔭横浜、上武(初戦勝ったら)vs桜美林なんて、
なんだかすごく勿体ない組み合わせとなってしまっています。
まあこの大学選手権、
近年は特に「無印良品」の大学が出現するというのが常。
前回の一昨年大会での「シンデレラチーム」は佛教大。
見事に決勝に進出しました。
その前の年は東北福祉大vs国際武道大の決勝対決でしたし、
そのまた2年前には中京学院大vs中央学院大という、
まさに無印の実力派同士の決勝対決、なんていうのもありました。
そしてこの大会は、
ある意味「大学球児たちの見本市」の様相もあり、
この大会で大いに株を挙げたプレイヤーが秋のドラフトでプロになっていく姿というのも、
多々見受けられます。
もちろん大会前から評判の選手を見る機会でもあるわけです。
いろいろな要素が絡み合うこの「梅雨の祭典」。
なんたって「大学生になっても野球三昧」という選手たちが奏でる真剣勝負が、
たまらない魅力です。
日の当たらない大学野球という競技の、
その中でも日が当たらない地方リーグを勝ち抜いてきた選手たちにとっては、
この「神宮(あるいはドーム)での全国大会」は、
何物にも代えがたい大舞台ですね。
昔ワタシ、
よく地方大学リーグを観戦に行きました。(もちろん無料です。)
一見して野球部員と思われる人たちを除くと、
なんと一般(?)の観客は2,30人なんてこと、
ザラにありました。
しかしそんな中でも、
あくまでも熱く、
選手たちは戦っていました。
思えば選手たち、
高校時代は大観衆の中で試合したこと、
何度もあったのではないかと思います。(だってかなりの強豪校出身の選手がたくさん混じっていますから。)
そんな彼らが、
わずか2,30人の観客しかいない閑散とした球場で、
一生懸命にプレーしている。。。。。
野球がホントに好きじゃなければ、
できませんって。
そこがワタシの「大学野球好き」の原点かもしれません。
無論小さいころから、
六大学野球などの大舞台を見て育ってきてはいましたが、
このマイナー感にグッと胸をつかまれてしまったのが、
ワタシの”大学野球好き”の原点ですね。
2年ぶりに帰ってきたこの舞台、
存分に楽しもうと思っています。
頑張れ、大学球児。
日頃の思いを見せつけるのだ~!
この大舞台で。
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