ボクシング界にとって、
今年は記念すべきエポックメーキングな年となりました。
村田諒太があのGGGことゴロフキンとのタイトルマッチを行い、
そして”モンスター”井上尚弥が、
ノニト・ドネアを迎えて3団体統一王座戦を行いました。
いずれの試合も、
世界から注目を浴びたタイトルマッチで、
世界中に映像が配信されて行きました。
試合内容もセンセーショナル。
村田、井上の両チャンピオンは、
まさに渾身の力を込めて、
世界のビッグネームに挑んでいきました。
結果はもうここで言及するまでもないでしょう。
井上はこのファイトの後、
PFPで1位に選ばれ、
「全階級の中で一番強い男」に認定されるというおまけもつき、
日本のボクシング界は一つのピークを迎えたといっていいでしょう。
そしてこの宴の後。
井上尚弥は12月にバンタム級の4団体統一を目指すタイトルマッチが組まれましたが、
正直相手が相手だけに、
今一つファンは燃える感じにならないというのが正直なところ。
村田は引退を表明してはいませんが、
さすがに燃え尽きてリングを降りるのではないかという予想が圧倒的。
ボクシングファンとしては、
井上尚弥が4団体統一を成し遂げて、
1階級上のスーパーバンタム級に参戦するとなったら、
これはもうコーフンが舞い戻ってきますが、
それまでは何となく静かな凪の時代を過ごさなければならないのか??
そう思っていたら、
先週末にコーフンするニュースが届きました。
11/1 さいたまスーパーアリーナ(AMAZONプライム)
◇WBC&WBA世界Lフライ級王座統一戦 12回戦
WBC王者 WBA王者
寺地拳四朗(BMB) 京口紘人(ワタナベ)
この対決が内定し、
近々発表されるというのです。
さらにアンダーカードとして、
かなりのカード(世界タイトルマッチ?)が組み込まれる予定とのことで、
楽しみですね。
拳四朗は一連の矢吹とのタイトルマッチで、
最初の試合でKO負けを喫してタイトルから陥落。
自身として初めての負けで、
そこからあのベビーフェイスの拳四朗が形相を変えてダイレクトリマッチに臨み、
今度は完璧に勝ってタイトルを奪還しました。
一方の京口は、
メキシコまで渡りタイトルマッチを敢行。
場内の大ブーイング、完全アウェーの雰囲気の中、
こちらも見事にKO勝ちでタイトルを守りました。
二人とも、
今が旬のライト・フライ級のファイターです。
ふたりの直接対決、
企画しようという動きがあったかはわからないですが、
なんとなく二人とも乗り気ではなく(特に拳四朗の方は具志堅の13度連続防衛記録を狙っていたので、この話には乗れないというスタンスでしたね。)、
実現は難しいんだろうなあという感じでした。
しかし矢吹との最初の試合に敗れ、
連続防衛記録が途絶えたので、
今度は京口とのビッグマッチに気持ちが向いたという流れで、
この対決が実現に至ったようですね。
いずれにしても、楽しみな対決です。
ワタシの見るところ、
両者の実力は互角かな。
当日のコンディションが、
勝敗に大きくかかわってくる感じがします。
要は当日まで分からないってことですね。
さいたまスーパーアリーナ&アマゾン・プライムなんて、
村田戦、井上戦に続くもので、
これからのボクシングのスタンダードになっていくのではないですかね。
アマゾンでやってくれると、
アンダーカードも含めてしっかり試合を観戦できるので、
正直地上波でやるよりもずっとありがたいです。
見逃し配信もあるしね。
そして井岡の動向も、
少し気になったりはしています。
スーパーフライ級では、
日曜日にエストラーダが苦しみながら防衛に成功。
久しぶりのファイトで、
なんだか少しアラも見え隠れしていました。
このエストラーダ、
今度は年内にあのロマゴンと対決するようです。
そして井岡は、
このあたりにどう絡んでいくのでしょうかね。
あるいは井上尚弥がスーパーバンタムに転級した後、
バンタム級でその後釜のタイトルを狙っているのかな?
そうすれば何階級制覇??
この興行では、
同じライトフライ級でWBOの世界戦が組まれる予定だそうで、
現在2位の岩田が挑戦者としてリングに上がる予定。
この岩田、
アマエリートでアマ時代には井上拓、田中恒の両元世界チャンプに勝ったこともある逸材。
見事世界奪取なるかに注目が集まります。
さらにスーパーフライ級への転級を考えているとささやかれる、
WBO世界フライ級チャンプの中谷潤の動向も気になります。
中谷もこの興行に参戦の可能性もあるとか。。。。。。。
そうなったら、
何だか軽量級のスターそろい踏みって感じで、
面白そうですね。
ということで、
面白くなりそうな予感の、
11・1さいアリです。
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