キックボクシングの、
というより、現在では”Ｋ－１戦士の”といった方がいいかもしれませんが、
格闘家の武田幸三選手が、
引退を表明しました。（Ｋ－１からだけかもしれませんが）
マサト選手とのギラギラした対戦など、
数々の名勝負を残してくれました。
彼ほど『侍』という言葉が似合う選手は、
ほかにはいないと思っています。
スタイリッシュ、あるいは饒舌で自分をアピールするのが上手な選手が揃うＫ－１の世界にあって、異色の存在でした。
しかし、
異色であればあるほど、
輝きを放っていたのも、
事実だと思います。
Ｋ－１という舞台が、
彼に合っていたか否かは分かりません。
多分、
合っていなかったんでしょう。
キックという世界の方が、
ずっと彼らしい戦いが出来たと思います。
しかし、
注目度の高いＫ－１という舞台、
そこに身を投じて、
武田らしい戦いを崩さなかった彼は、
素晴らしい格闘家だったと思います。
『鳥のささ身しか食べず、体脂肪率をコントロール』
する映像を見たときには、
凄みを感じました。
どうやら、
目をやられてしまっていて、
これ以上続けるのは困難なようですが、
間違いなく一時代を作った選手だと思います。
お疲れ様でした。
