「梅雨の祭典」第71回全日本大学野球選手権大会は準々決勝が行われました。
第1試合 佛教大 3-2 明治大
第2試合 上武大 5-3 福岡大
第3試合 東日本国際大 5-4 大阪商大
第4試合 亜大 6-3 名城大
今大会の本命と目されていた明大が実力派の佛教大に延長10回タイブレークの末敗退。
佛教大は2019年決勝で敗れた明大に見事にリベンジ。
あのときは一方的な試合で敗れ、
悲願の日本一はなりませんでしたが、
あの大会から完全に一皮むけて、
全国レベルの攻守に磨きがかかりました。
今大会も初戦で東海大を1安打完封で破り勢いに乗り、
本命の明治も山本ー木村の必勝リレーで撃破。
3試合でわずか2失点は見事で、
いよいよ頂点が見えてきました。
その相手となるのが上武大。
今大会も打線が軸のチームカラー。
昨年も4強入りしていて、
ここ10年では全国で最も実績を残すチームです。
今大会は初戦から苦しい試合の連続。
初戦は0-3のビハインドを8回に追いついて9回サヨナラ勝ち。
昨日の福岡大戦は9回に打線が大爆発。
一気に5点を奪って5-3のまくり勝ち。
チームは乗っています。
準決勝の佛教大と上武大の対戦は、
非常に興味深いですね。
両大学ともに東西のマイナーなリーグに属していて、
この大学選手権と秋の明治神宮大会がまさに「目指すべき大会」。
観衆1000人に満たない中、
地方球場で戦いを続けている両校ですが、
その分熱い思いは強く、
「東西マイナーリーグの雄」としてこのひのき舞台、
4強での激突はワタシも熱くなりますね。
実力は互角だと思います。
両校ともに粘り強さを持っていますから、
終盤までヒリヒリした戦いが続くでしょう。
東日本国際大は、
なんといってもその強力な打線が目につきますね。
特に5番の上崎は3試合連続アーチを叩き込んで絶好調。
一気にドラフト上位候補に名乗りを上げたかも知れません。
投手陣は心配なところですが、
打ち勝って一気にその名をとどろかせることができるでしょうか。
そして東都の雄、亜細亜大。
もう言うまでもない名門ですが、
優勝となれば20年ぶり。
その大会では元巨人の木佐貫がエースで、
マッチ・松田(SB)が4番。
決勝の相手、早稲田のエースは和田(SB)、
中軸には鳥谷(元阪神)、青木(ヤクルト)というんですから、
かなり昔の話ですね。
その亜大も、
今大会は苦しい試合が続いています。
初戦は近大・久保に終盤まで苦しめられて9回ようやく均衡を破り2-1の辛勝。
昨日の準々決勝でも序盤からビハインドの展開になりましたが、
6回に主砲・山下の一発で追いつくと、
そこからは亜大の野球を展開。
しっかりと6-3で勝ち切って準決勝進出です。
明大などが敗れ去った今、
持っている力からすると4強で1番であろうことは推測されますが、
勢いをいかに維持して戦いをしていけるかがカギになるでしょう。
強力な投手陣と粘り強さ。
これが持ち味ですが、
どんな戦いになっていくでしょうか。
個人的には、
あの東海大菅生の”超絶アスリート”、田中の活躍が楽しみです。
という事で4強の戦い。
ちょっと週末の天気予報があまりよくないのですが、
気にせずこの梅雨の祭典を楽しみましょう。
今は配信で試合を手元でも楽しめるようになって、
グッと目にする機会も増えました。
応援の方、よろしくお願いします!
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