大相撲春場所は14日目。
前日の一番で『大けが』を負ったのではないかと思われていた新横綱の稀勢の里。
今日は休場と思いきや、
何と左肩にテーピングを巻いて、
何事もなかったような顔をして出場してきました。
大相撲中継では、
横綱土俵入りが前日までと全く変わりなく行われたのを見て、
アナウンサーも解説者も『ひょっとして大丈夫なのでは・・・・・』
という願望交じりの予測をしていましいたが、
やはり相撲を取ってみるとケガの影響は隠しようがありませんでした。
元気の全くない横綱・鶴竜に対し何もできず一方的に寄り切られた姿は、
前日までのあの強かった稀勢の里の、
見る影もありませんでした。
しかしながら、
今日の相撲を取る前も後も、
その姿は【横綱のプライド】がにじみ出ており、
ワタシは改めて『こいつあ、男だなあ』との思いを強くしました。
明日も必ず土俵を務めるでしょうが、
あまり無理してほしくない、
無理したことでケガが長引かないようにしてほしい。。。。。
心からそう思います。
それに引き換え、
昨日稀勢の里が負けたことで一気に優勝の芽が膨らんだ大関・照ノ富士。
今日いったいどんな相撲を取るのか、
本当に注目していました。
やっぱり強さを見せつけるんだろうなあと思っていたら、
何と琴奨菊に対して、
ありえない立会いの注文相撲!!!
琴奨菊も、
大関復帰のためにもう1番も落とせない状況の中でしたが、
まさかの照ノ富士の『変わり身』にばったりと落ちてしまいました。
優勝への思いが煮詰まってのことと思うけど、
『そりゃね~ぜ』
という思いしかありませんね。
照ノ富士、
ケガをおして土俵を務める姿に、
ワタシは応援していたのですが、
こういうことをするんじゃあ、
考え直さなきゃあいけませんね。
というか、
もう応援することもないでしょう。
やっちゃあならねえこと、やっちまったなあ・・・・・・・
そんな思いですね。
敗れた稀勢の里は『まさに武士のようだ』と男を上げたのに対して、
照ノ富士は『ストップ安』の状況ですね。
表に見える部分では『明暗を分けた』二人ですが、
心の奥底の部分では逆の意味で『明暗を分けた』二人です。
相撲ってやっぱり、
勝ち負けだけじゃ、ないよ。
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