秋も深まってきました。
11月を迎え、
いよいよ今年の野球もあと数週間を残すのみですね。
今年最後の大会は、
明治神宮大会です。
この明治神宮大会、
毎年ご説明の通り、学生野球にとっては一大祭典。
大学の部、高校の部とあるのですが、
大学と高校ではその位置づけが全く違う大会です。
大学は、
文字通りの『最後の大会』。
各地のリーグを制し、
そのリーグ覇者同士の代表決定戦も制した大学野球の猛者たちが、
最後の全国大会として、
まなじりを決して戦う大会です。
本気度は120%。
また、ドラフトで指名された選手たちを最後に見られる大会でもあります。
反対に高校は、
各地の秋季大会を勝ち抜いた、
秋に立ち上げたチーム同士による最初の全国大会。
秋季大会の優勝チームが集う大会ですが、
選抜を見据えて各チームともに”新戦力の発掘”や、”試せなかった戦法のお披露目”など、
本気度はまあ70%といった大会です。
各チームともに、
本気で優勝を狙いに来ている大会ではありません。
それでも秋季大会を制したプライドや、
この大会優勝校の地区に与えられる『明治神宮枠』を狙って、
どちらかというと『外野がうるさい』大会でもあります。
大会は今週末の10日開幕です。
今年はどんな大会になるのでしょうか。
今日はまず、高校の部の紹介。
去年この大会で優勝した光星学院は、
ご存じのとおり選抜でも大活躍で準優勝。
そして夏の選手権も準優勝でした。
一昨年優勝の日大三は、
選抜ベスト4に選手権優勝。
やはりこの秋の時点で強いチームは、
この一年間高校野球界を牽引するチームということも言えますので、
目は離せません。
組み合わせはこちら ⇒ http://www.student-baseball.or.jp/game/jingu/2012/2012jingu_highschool
しかしながら、
例年と比較して秋季大会優勝校の中で、
本当にぶっちぎりで力を持っているチームはあまりないというのが、
今年の特徴でしょう。
春夏連覇の大阪桐蔭をはじめとして、
選抜で優勝候補に名を連ねそうな報徳学園、濟々黌、履正社、済美、花咲徳栄、広陵らは明治神宮大会には出場していません。
さらに全国屈指の力を持つ桐光学園、明徳義塾なども出場していないとあらば、
今年の明治神宮大会は『センバツを占う』といういつもの年とは様相の異なる大会になるでしょうね。
そんな中、
全国規模の大会は初めてという安田学園、春江工、京都翔英の3校が顔を揃えるというのは、
本当に珍しい話です。
そういう点では、
実にフレッシュな大会といえるのではないでしょうか。
現時点では関西、沖縄尚学の2校がいいのではないかな?
と思ったりもしていますが、
どのようなメンバー構成で戦うかも含め、
読めないというのが本当のところでしょうね。
しかし優勝校に与えられる春のセンバツの『明治神宮枠』からは過去、
なかなかのチームが出場して来ているので、(去年はあの大谷投手の花巻東がこの枠で出場)
高校野球ファンにとっては、
注目されるところですね。
熱戦を期待しましょう。
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