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あんだんて・かんた~びれな日々

生きることは面白い、思いがけない人生の旅路 DANとKEIとの日常記録です

蔵出し一枚

悠々と

2015年06月06日 | DanとKei’sダイアリー2015



気持ちのいい風が吹いて、過ごしやすい日だった
今日は、明治神宮に菖蒲を見に出かけた
たくさん写真を撮ってきたので、今夜は整理しながらのんびりしよう



KIZUNAその愛

2015年06月02日 | DanとKei’sダイアリー2015
今年の春に少し体調を崩し、通院してしまった私

そんなある日、その日の病院の待合室はいつもより混んでいた

かなり待つしかないなと覚悟して座っていた

しばらくすると、老婆が中年女性に手を引かれて入ってきた

「言ったでしょ!だらしないのよ、あんたは!」

老婆は、大きな声でその女性を叱っている

待合室にいた患者は、皆一斉にそのほうを見た

「ほんとうにだらしないんだから!!」

同じことを繰り返し言っている

老婆の娘さんなのだろうか、その中年女性も負けてはいない

「何回もうるさいのよ! じゃ、自分でやりなさいいよ!」

空いていた壁際の席に座ってからも、険悪な会話が続いた

聞こえてくる内容は、うんざりするものだった

介護というのは大変で、時にはこういうケンカにもなるのだろう

母娘であっても、なかなか難しいものなんだなと、思ったりしていた

口喧嘩もしばらくすると終わって、待合室はまた静かになった

私の順番はまだこない、少々待ちくたびれたなと思っていた時

ふたたび老婆の声が聞こえてきた

「目薬ちょうだい」

「マスクちょうだい」

「少し寒いよ」

老婆があれこれ言うたびに、女性は持っていたバッグの中から

要求されたものを渡している さっきのシコリが残っているのか、

女性は不愛想につっけんどんに渡してはいるが、それは感嘆するくらい色々なものを持参していた

突然老婆が、壁に手をついて立ち上がった

「どうしたの?」と、女性

「同じ姿勢だから足が痛くなった」と、老婆

すると女性は、老婆の足をさすり始めた

右足をさすり左足をさする

さっきまで不機嫌な顔をしていた女性の手は、ゆっくりと優しい

見ていた私は、涙が零れそうになった

愛とは、こんなにも哀しくあったかいものなのだ

ケンカしていたお二人の絆を見る思いだった

こうしてこの春の私の通院は、切なく愛おしく終わったのでした

積み木

2015年05月25日 | DanとKei’sダイアリー2015
幼かった頃の積み木遊び

積み上げては崩しまた積み上げては遊んだ

大人になって本物の積み木を積み上げる

毎日せっせと積み上げる

幸福や満足がみえてくる時分に

なぜだか自ら壊してしまう

そんなどうしようもない内なる闇と

ずっと闘ってきたような気がする

けれど今は

この手に触れているあったかいもの

もう壊したくはない


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