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どいつごなう。

ドイツ出張中に生存確認するための記録でしたが、ドイツ語の勉強記録に再利用することにしました。

ドイツ鈍行ツアー(ニュルンベルク編。)

2011年09月17日 17時10分56秒 | ドイツ。
8月の中ごろに行って来ました。


そもそもなぜ行こうと思ったか。

ローテンブルクはドイツ滞在の最初の頃から、
地球の歩き方を読んで、行きたいと思っていました。

ローテンブルクってこんなん。


ただ仕事の都合やら、F1やらフランクフルト行きやら
そもそも疲れた、とかがあり、8月の中頃になってしまいました。

ニュルンベルクはローテンブルクのついでで、最初から行くことに
してました。

レーゲンスブルクは最初まったく予定にありませんでした。というか、知りませんでした。
地球の歩き方(南ドイツ編)にも載ってないんですよね。
収録されてる地図に載ってるぐらいです。古城街道にも、
ロマンチック街道にも属していないから、かと思われますが。


そもそも、会社の人に、「ローテンブルク行きたいんだー」と言ったら
ニュルンベルク育ちの人に、

「バイエルンチケット使うといいよー」(バイエルンチケットについては後述)

というのと、

「レーゲンスブルクも一緒に回るといいよー
とってもとっても古い街だよ。戦争で爆撃されてないからオリジナルが見れるよ。
世界遺産だし。」

というのをおしえてもらったのがこの鈍行ツアーの始まりでした。

日程。

いつものように前日になってDB(ドイツ鉄道)とホテルを押さえる。

ミュンヘン→ニュルンベルク→ローテンブルク(泊)→レーゲンスブルク→ミュンヘン

という行程。
2日目はバイエルンチケットを使うので、DBの予約とかはなし。

ローテンブルクに行くには、途中2回ぐらい乗り換えが発生するので
ちょっと不安に思いつつ、出発。

バイエルンチケット。

こんなの。(黒いところは名前を記入するところです)



バイエルン州だったら鈍行(ICE/IC/ECはだめ)・地下鉄・トラムが載り放題の券。
バスもいけたかも(うろ覚え)
これは1人用の一日券で、21ユーロです。
バイエルン州の18きっぷですね。

土日祝日だったら、0時から次の日の3時まで有効です。
平日は9時から次の日の3時まで。

これの面白いところは、バイエルン州だけ、と言ってるくせに、
ザルツブルク(オーストリア)にいけるところです。

駅の自販機で買えます。

ニュルンベルクのソーセージ。

朝10時ぐらいのICEでニュルンベルクへ。

右がICE。


いつものミュンヘン中央駅です。

いつものように座席を間違える(待て
隣のでかいドイツ人青年が数独をやってました。
この人はハンブルク(ドイツのずーっと北のほう。ミュンヘンから800km)まで
乗るそうです。何時間かかるんでしょうか。ルフトハンザよりICEが
安いかどうかは、搭乗日と予約日に依存します。


ニュルンベルク到着。

朝ごはんは朝ごはんで食べたのですが、
お城まで行く途中、誘惑にまけて、ドイツで一番美味しいと評判の
ニュルンベルクのソーセージを食べました。2ユーロぐらいだったと思う。

短いソーセージを炭火で焼いて、硬い丸いパンにはさんでくれます。3本いり。




オレガノが入ってるのがミソだそうです。

ニュルンベルクのソーセージは
ミュンヘンでも食べられますが、やっぱり地元で食べると思い出になりますねぇ。

教会のそばのお店が有名だそうです。
人いーっぱい。



ニュルンベルクは戦争で大きな空襲のあったところです。
そのせいなのか、古い教会はなんとなく煤けたような色で、
ソーセージを焼く炭火のにおいと、
煤けたような赤茶っぽい街の色合いで、なんか「煙い」印象が残っています。







DB博物館。

ニュルンベルクはドイツ鉄道発祥の地、ということで
DBの博物館があります。



駅にもこんなのがあったり。



DBの歴史が見れます。昔の車両もそのまま展示されています。
戦争の時代についてもちゃんとコーナーが一区画あって、
いろんな資料がみれます。悲しくなりますが・・・。






















DBのグッズショップはかなり充実してました。
鉄道ファン必見。

ニュルンベルクのおじちゃん

お城でぼへーっとしていたら、
地元のおじちゃんに捕まりました・・・

ドイツ語とカタコトすぎる英語しかできないくせに
話しかけるな!

といいたいですが・・・矢継ぎ早に質問の嵐。
どっからきた?とか職業とか、兄弟構成とか・・・。

キレイな教会があるからいくべ!と勝手に連れて行かれる・・・。
私の地球の歩き方を返せ。

このおじさん、一つの答えにたいし、「あーそー!」(一応ドイツ語。日本語の「あっ、そう。」と
ほとんど同じ意味)と関心する度に足を止めるので、非常にめんどくさい。


ミュンヘンとニュルンベルクはどう違うか、とか、
ニュルンベルクのソーセージとビールのほうがうまい、とか
郷土愛も聞かされ、
教会ではなぜかおじさん(単体)の写真を撮らされ
めんどくさくなったので、
おじさんが一瞬気をとられた隙ににげました・・・。さよなら・・・。

おじさんの写真は消していないので、
今でもHDDに残ってますが、割愛。

ちなみに、ニュルンベルクとミュンヘンはICEで1時間の距離ですが、
売ってるビールがまったく違っていてびっくりでした。
ドイツは全国規模のブルワリーというのはあまりなくて、
ほとんどが地産地消の小さいブルワリーなのだそうです。

ミュンヘンの一番人気、アウグスティーナーは小さいブルワリーなので、
ミュンヘンを離れると見かけません。

でもフランチスカーナーはニュルンベルクにもありました。
(ラベルのおじさんのそっくりさんが出てる広告がおもしろい)


ニュルンベルクのヨハンのこと。

ニュルンベルクはバイエルン州2番目に大きい町だそうで(1番目はもちろんミュンヘンですよ)
土曜日なのでお買い物客でいっぱいでした。

大道芸人的な人もいっぱい。



ドイツは大道芸人や街角で演奏してる人はたくさん居て、
けっこう上手いのですが、
お金をもらえたり、人をいっぱい集められるかは、
上手いだけじゃだめな感じがします。

上手いんだけど、人が集まってない、てのは良くみました。
やっぱり、何かオリジナリティがあるもの、とか、
人の心を動かすものがあるとか、だと、人も集まってるし、
お金入れる人も多いような印象です。

自分もなにか「これはやられたっ」って思うものにしか
お金あげないようにしてたんですけど。


ニュルンベルクでは、
一人でジャンベっぽいドラムを超高速で
一心不乱に叩いてる少年?(少女だったかも・・・)
が居ました。
ドラム一個とは思えない表現力がすごくて、もちろん上手いし、
一心不乱なオーラに心動かされてお金あげました。
(超高速でたたきながら「Danke!」って言われた!)





・・・40セントだけど。。。

あと、ものすごく笑顔の爽やかな大道芸人がいました・・・。
すごい人集まってました。
あの、横浜とかで見かける大道芸人とやってることはかわらないですね。

やたら人の良さそうなおにいちゃんが、一輪車とかジャグリングします。
客へのフレンドリーすぎる絡み・いじり、も、
場の一体感をやたら重視するところとか、まったく一緒ですねぇ。
日本語がドイツ語に代わっただけですねえ。各芸人さんたちの差別化は
どうやって図ってるんでしょうか・・・。


なんか途中から見たので、良くわかんなかったのですが、
どうやら(ドイツ語なのでおぼろげ)

・一輪車に乗ってやる芸がどうしてもうまくいかなかった。
→なので、代わりにジャグリングをやって、うまくいったことにする。(無理やり)
→ジャグリングするので、うまく行ったら、一輪車を持った客が中央にでてくるので、
 みんなうまくいったつもりで拍手してね!
→じゃみんなよろしく!←いまここ


はいどーもー。


で、その手伝ってくれる客を選ぶ、というところでした。
(大道芸人さんのセリフは山寺宏一の声で再生してください)

芸人さん「じゃあ手伝ってくれる人!はい君!」←早い。
(割と脇のほうに居た、色素の薄そうな、
 押しの弱そうな、人の良さそうな、でもガタイはよさそうな男子を選ぶ)

芸人さん「はい、君!名前なんていうの?!」

客「・・・ヨハン。」

芸人さん「ヨハンね!どっからきたの?!」

ヨハン「・・・ニュルンベルク。」(客から残念そうなどよめきが起きる)

芸人さん「・・・そ、そっか!住んでんだ!じゃ、これもっててね!」(一輪車を渡す)



その後、ジャグリングが成功し、
一輪車を持って拍手喝采&紙ふぶきを浴びるヨハン。(注:ヨハンは何もしていない)





かなり強引で高速な展開でしたが、
客にはうけてました。
ドイツ語わかんなくても大体わかっておもしろかったです。



あの、大道芸人さんの人に好かれるために最適化された振る舞いとか、
押しが弱そうでちゃんと手伝ってくれそうな客を選ぶ目とか、
強引に客をまとめていく盛り上げ力とかは
世界共通なんですね。


それにしてもヨハンが非常に良い人そうでした。
マクシミリアンとか、アレクサンダーとかごっつい名前じゃなく、
ヨハンというやさしそうな名前で良かったと思います。


そんな適当な感じでニュルンベルク編終わり。

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