射るような光

心の澱を捨てながら時々音楽話 特にヘヴィ・メタルとプログレの日々

綺麗な夢

2017年05月30日 | 覚書(詩)
私は夢
誰かの夢

苦しくても悲しくてもつらくても
あなたに寄り添う夢
あなたのマイナスエネルギーを癒す夢

一瞬で吹き飛ぶ夢

流れがきたから溺れない様に
力を抜いて乗っていた

あの時の私

一人だった

一人だと思い込んでいた

寂しかった

泣きたかった

叫び続けていた

吐きそうなほど

嗚咽は止まらずに
気が狂うのかと思った

でも
違っていた

昨日も明日も全部今だった

モンスターだと思っていた私は
ただのエネルギーだった
無闇矢鱈にそれを振りまいていた

あなたへ想いを伝えたくて
あなたの想いを無視していた

あなたへの愛と思っていたものは
私への愛でしかなかった

どうかどうか私を届けさせて
音無しの音はもういらない
一人だと、眠れないと、泣くことすらできないと
そう思うのなら
私の言葉を見つけて

傷んでるあなたを
悲しんでいるあなたを
疲れているあなたを
なくなってしまいそうなあなたを
ずっと抱きしめているから
ずっと頼っていいから

側で届けさせて
無音の言葉を
綺麗な言葉を
意味なしの言葉を

全てあなたの夢
あなたを癒す夢

私は夢
あなたをおいてはいかない夢


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