射るような光

心の澱を捨てながら時々音楽話 特にヘヴィ・メタルとプログレの日々

生まれてきた事

2017年06月29日 | 覚書(詩)
誰かが言ってた言葉が
頭の片隅に突き刺さって
取れない

人は悲しむ為に生まれて来たんじゃない
幸せになる為に
愛し合う為に
生まれて来た

どうしてそんなカッコつけたような事を
しれっと言えるのかな
ムショーに腹がたつ

愛し合う為にだって?

誰も僕の声に
気持ちに応えてくれないのは何故?

多分 家族だけが僕を大事に思ってくれる

それさえない人もいるんだから

そんな事言われてもさ
家族がいてここまで育ったんだ
いない人の気持ちなんて
想像は出来るけど
所詮ひとごとだよ

そのひとごとがわからないと
愛し合うことなんて
出来ないんじゃないの?

なら僕は死ぬまで
出来そうにない気がする
そんな風に思うから
外側を飾る事しか興味のないあの子も
ゲームの事ばかりいうあいつも
ほんとに面白くない

本当は突き抜けたいくせに
人の目ばかり気にして
いいねされたくて
人に寄せてばかりいる
憧れる大人なんていない

どこかの誰かが
自分らしくいきろとか言ったけれど
そういうあんたは
それを幸せと言うの?
おっさんやおばさんが
いつまでも若い時と同じ事ばかりしてるのを
幸せと言うの?

カッコ悪いよ
花の様にひっそりと生きたいとか言って
実は主張してるじゃないか

あの文豪だって
僕から見たらただの神経質な危ない奴だ
あっちの文豪はほんとにそうだと思ったら
自殺してるし
こっちの文豪は
作家らしくないとか言って入水してる

何が幸せになるために生まれて来ただよ

どこを見ても僕には幸せそうになんか
見えない

それなのに刺さって離れないんだ

知らない爺さんに
そう言ったら
死にたいくらい辛い事ばかり覚えていて
幸せだった事はすぐには思い出せないが
思い出す事が嫌じゃないから
今が幸せだって
刺さっているうちは
進めないから抜いてしまえだって
毎日疲れても嫌な思いをしても
生き方を選べるのなら
それはもう幸せだろうって

僕はなんだか小さい奴に思えて
恥ずかしくなった
ただのジジイだと思ったら
ちゃんと生きてきたんだなって
ちゃんともよくわからないけど

あの子やあいつは楽しんでるんだから
中身があるとかないとか
関係ないや
もう

まだ抜けないけど
溶けるかもしれないよ
少しだけ

ランキングに参加しました ↓



創作詩ランキングへ

いつかの記憶 再び

2017年06月28日 | 覚書(詩)
また朝が来た

鳥のさえずりが響き渡る
それすら
疎ましい

空の広さに息苦しさを覚え
当たり前の様に
起き上がれていた頃は
遥か彼方

木々の間から溢れる光
そこに見え隠れする
誰かの気配

ありったけの思いやりは
押し付けだった事を知らずに
笑う自分

全ては平坦
気流と自分さえ
境界線はなく
そこに生きている事を
存分に喜ばないと…


また 絶望寸前の朝が来る


ランキングに参加しました ↓



創作詩ランキングへ

愛の凌駕

2017年06月24日 | 覚書(詩)
気持ちの輪郭を
取り出しても
そこに何があるのだろうか

思いを強く描いて実体化させる
輪郭は無くなり3次元となる

誰が決めたのだろう
次元の差などエネルギーの存在を
凌駕することはない

愛と呼ばれるエネルギーがあるだけ

目に見えているそれは
本当にそこにあるの?
隣のあなたは本当にいるの?

あなたの気持ちと本質は
常に外側にあり空間にある

実体化しているものは
あなたのフリをしたあなた
それを描いたのはあなた

あなたを愛してそれに応えてくれるあなたは
あなたと私の描く世界

肉体を持って交差した二人は
乗り物はそこに置いて
本来のエネルギーに戻る

人は夢を見る為に
愛を感じて
愛を持つ為に

あなたを愛してる
ずっと言いたかった
ずっと伝えたかった

しかし
それは既に皆が持っている現実だった
皆が強く描いて行く果てにあるもの

過去も今
未来も今
今にあるエネルギー
それは愛


ランキングに参加しました ↓



創作詩ランキングへ

人の目

2017年06月22日 | 覚書(詩)
どうしてだかわからないけれど
久しぶりに変わってるって言われました
そしてまるで憧れのような
言い方をされました

人からどう見られても
それは自分の目だから
気にならなくなり
今では自分が言ってる事だと思って聞きます
それなのに
変わってるとか
憧れているとか
とっくにどこかへ捨てたと思っていたのに
羨望を集めたいという気持ちが
まだあったようです


また
人の目が
もとい自分の目が
気になり出したサインでしょう

自分の投影と捉え
気をつける事にします

独りよがり再びには
ならないように
また息苦しくならないように


ランキングに参加しました ↓



創作詩ランキングへ

怖がり

2017年06月21日 | 覚書(詩)
傷つく事が怖い世代だってさ
俺らは

知らないよ そんな事

でも熱いバンドには惹かれるよ
俺がビクビクしながら対峙してる事を
言い放ってくれるから

なのに
実際は必要以上に社交辞令発動

それが同じ世代なら
うざっ じゃま 面倒くさい
それで済ませられるのに
それでこっちにはもう来ないから
みんな面倒なのが嫌だから

だけど 嫌われるのも面倒くさい
わかってよ

それなのに
あの人たちは
じゃあ これは?
この前嫌いって言ってたからこっちにした
とか 続けたがる

わかんないかなぁ
面倒なんだよ、そういうの

心に入って来られて
知らないうちに何かを見て
これ好きって言ってたっけ
明日あそこへ行くって言ってたな
って こっちまでそんな時間が出来てしまうわ

でもさ
でもさ
時々しんどい時
何も言わなくてもそっと助けてくれる
それが嬉しいって少し思っちゃう

だけど後が面倒くさいんだよ
放っておいてよ
構わないで
そう思うんだ

だってさ

離れるのが
辛くなるじゃん
なんでかわからないけど
悲しくなる

それも嫌なんだ

だから
何でもないふりする
話題もふらない
ふられたら答える

ほんとは教えたいけど
何も言わない

今日も
俺はその時々で
やり過ごしてく

新しい人達とも
その場その場でやり過ごしてく

俺が尊敬できると思う人としか
話したくない

話も同年代としかしたくない

わからないんだ
ほんとは
距離の取り方がわからない

俺って何なんだろ

ごめんなさい
優しくしてくれた人たち

俺 こんな奴で




ランキングに参加しました ↓



創作詩ランキングへ