今日は、アメリカで人気のアグリー・ドールズをご紹介します。アグリーとは醜いという意味ですが、とってもかわいいキャラなのです。おもちゃとして、またアートのカテゴリーでもアメリカで注目されています。実はこの子たちの生みの親であるニューヨークのアーティストの遠距離ラブ・ストーリーがルーツにあるんですよ。
1996年、 ニューヨークのパーソンスクール・オブ・デザインに通っていた韓国女性、サンミン・キムは恋人デイビッド・ホーヴァースとおつきあいをしていました。2001年9月11日の後、サンミンはやむなく韓国に帰ることになってしまいました。イラストを勉強していたデイビッドは、彼女宛の手紙に、エプロンをつけたUGLYなキャラクター「ウェッジ」を考え出し、手紙に描いては送ったのでした。ある日、サンミンはそのお礼にウェッジのぬいぐるみをハンドメイドし、デイビッドに送ったのでした。
それから、「ウェッジ」は、ロサンゼルスにある「ジャイアント・ロボット」の目に止まりました。その後デイビッドとサンミンのキャラクターたちは次々と生まれ、アグリードールシリーズとなりました。
現在アグリードールはニューヨークのウィットニー美術館、ロサンゼルスにある現代芸術美術館、ニューヨークMOMA、ロンドンのポール・スミスのショップ、バーニーズニューヨークなどでも販売されています。
2007年にも、どんどん新しい仲間が加わり、選ぶのがホント大変です。
アメリカ三ツ星倶楽部でまもなく販売します。