さてここ数日、テレビもラジオもどこをみても、話題となるのはオリンピックかスマップの解散報道。
そして解散報道の際に使われる曲のほとんどが、『世界に一つだけの花』。そして解散決定を受けて、ファンはこの曲の購買運動を再開している。
オリンピックでは世界で一番になるために、金メダル争いが連日行われているというのに…
♪ナンバーワンにならなくてもいい〜もともと特別なオンリーワン♪
という曲がかかってしまう。
要するに、金メダルも取らなくていいんだよ。っていう曲ですよね。
この曲、小学生の音楽の教科書に掲載されているくらい、国民がいまだに愛してやまない名曲になりました。
ナンバーワンにならなくていいという曲が長年歌われ愛されて続けているのに、なぜオリンピックでは、人々はナンバーワンになることに命をかけているんですか?
どうして私たちはそれを、毎日朝から晩までテレビでニュースで見せられているんですか?
変な世界だと思いませんか?矛盾を感じませんか?
このように競争社会において、人としての価値や格差を生むような発想・価値観・観念が社会の根底にあるゆえに、障害者はこの世に要らない…というような偏見・差別した発想を持つようになり、社会的弱者を惨殺するような事態を生むのです。
偏見や差別という偏った思考は、競争社会が生み出す煩悩なのです。
♪この中で誰が一番だなんて
争うこともしないで
バケツの中誇らしげに
しゃんと胸を張っている
♪それなのに僕ら人間は
どうしてこうも比べたがる?
一人一人違うその中で
一番になりたがる
♪そうさ僕らは
世界に一つだけの花
一人一人違う種をもつ
その花を咲かせることだけに
一生懸命になればいい
この歌詞は競争社会に生きることを余儀なくされ、大切なものを見失っているい人類に
一人一人を比べる必要はないんだよ
みんな一人一人が特別な花で
その価値は平等なんだよ…
ということを教えてくれています。
自分の価値を、一番になること競うことで得られると錯覚していている人類。そして一番になるために競い争い比較するこの野蛮な世界の中で生きなければならない。オリンピックの時期だからこそ、この曲が放つ光は輝きますね!
私たちの日常は情報操作され、競うこと、争うこと、比べることが当たりとなっていますが、そういったことこそ不幸を生む種になることに気づきましょう。
なぜ、この曲が今、流れなければならないのか?偶然などではありませんね。
比較・争いなどの競争の勝敗によって、人を評価をする世界。あるがままの自分を愛することは許されない世界。
こんな世界を丸ごと受け入れていては、病気にもなるでしょう。
精神的もに肉体的にも健康で健全に生きることを望むのなら、この競争社会のシステムを理解して、共存していくしかないのです。人類の意識が向上・変化していくうちに、競争社会は衰退し地球は黄金時代を迎えることになっています。
もともと特別なのですから、一番にならなくてもあなたはあなたのままでいいんです。どんな自分も自分。
あるがままの自分を受け入れることができて、はじめてあるがままのわたしたちが暮らす世界を、善悪の判断することなく受け入れられるようになります。その境地こそ、純粋なる宇宙エネルギー・あるがままへの帰郷なのです。
あるがままで