俳句通信122号の特集「円熟作家17人12句競詠」に鈴木すぐる主宰の12句が掲載されました。
「花の画布」
芽吹きたる幹の貫禄公孫樹
永き日や回し車にハムスター
散り積る花を画布とし描く少女
飛花落花両手を広げ走り来る
椿寿忌や御堂にひびく南無阿弥陀仏
ゆるやかに雲の流るる虚子忌かな
小綬鶏のこゑ筒抜けに雑木林
睦み合ふ蝶の弾ける虚空かな
水面に四肢伸び伸びと昼蛙
尺超ゆる芯を立てたる男松
庭先の傘に紅透く牡丹かな
山内の杉の木漏れ日著莪の花
俳句通信122号の特集「円熟作家17人12句競詠」に鈴木すぐる主宰の12句が掲載されました。
「花の画布」
芽吹きたる幹の貫禄公孫樹
永き日や回し車にハムスター
散り積る花を画布とし描く少女
飛花落花両手を広げ走り来る
椿寿忌や御堂にひびく南無阿弥陀仏
ゆるやかに雲の流るる虚子忌かな
小綬鶏のこゑ筒抜けに雑木林
睦み合ふ蝶の弾ける虚空かな
水面に四肢伸び伸びと昼蛙
尺超ゆる芯を立てたる男松
庭先の傘に紅透く牡丹かな
山内の杉の木漏れ日著莪の花