5月3日(水)
〈今日はさくらまつり〉
5:02、登山開始。少しひんやりとしている。今日も文殊尾根ルートを上ることにする。今日はさくらまつり。妻は1500回の表彰があるのだが、パスして私とともに早朝登山。
〈さくらまつりの思い出〉
子どもが小さい頃は、受付で並んでお弁当をもらってうれしそうに食べていたのを思い出す。その日は駐車場がいっぱいになるので、早めに家を出て、と言っても今のように早朝ではないが、少し遠回りをして登っていた。念仏坂から伏見峠経由で、ちはや園地の「ちはや星と自然のミュージアム」に立ち寄って、樹木や動植物の展示を見学したことが何回もあった。ツツドリのことを教えてもらったのはここだった。また、念仏坂から香楠荘尾根に入り、シラネアオイやカタクリなどの草花を観察したりしながら登ったこともあった。子どもは資料館や博物館など〇〇館と名前がつくものは何でも好きで、いつも熱心に見ていた。そして、「そろそろお弁当の時間やな。行こうか。」と言うと、「うん。行こう。」と気持ちを弾ませていたものだ。ファミリーで行動することと「お弁当」に大きな楽しみを感じていた子どもたち。今はファミリー登山の姿を見ると、そのころと重なり笑みがこぼれてしまう。
〈「花びらに教えられる」〉
文殊尾根ルートに入る。今日もミソサザイが鳴いている。第2ベンチ近くに来ると、今度はツツドリの鳴き声が聞こえる。ゲラ君(キツツキ)の音も聞こえてくる。第2ベンチで文殊尾根の主稜線に合流。しばらく歩くと、登山道の真ん中にスミレが一塊あるのを見つける。紫色の小さな花を咲かせている。切り株の根元で踏まれずにたくましく生きている。妻が「あ、桜の花びら。」と言う。登山道に花びらが散っている。見上げて探すと、山桜がある。コナラ、クヌギなどの高木に混じって生きる山桜は10メートルかそれ以上の高さがある。見上げて初めてそこにあるとわかる。「花びらに教えられるね。」と妻が詩的なことを言う。「ええこと言うなあ。」と感心すると、ウフフウフフと喜ぶ。
〈春を彩る花〉
文殊岩で参拝。遊歩道に出る。道路脇にハート形の3枚の葉に白い傘状の花。ミヤマカタバミがある。6時過ぎに頂上着。気温は8度。アマチュアカメラマンのFさんに会う。聞くと「カトラ谷のほうへ、ニリンソウを見にいってきました。」Fさんは群生の様子を説明してくれる。今度行ってみよう。
文殊尾根を下る。文殊尾根に入るポイントから五条市側を見下ろすと、ブナの大木の間に白い少し縮れた花をつけたモクレン科のタムシバが見える。登山道のところどころに桜の花びらが散っている。妻と山桜を探す。登山道に花びらを散らす桜以上に、遠くにも多くの山桜があるのがわかる。山桜は若葉と同時に花が開く。5分咲きぐらいに見えるが、そうではなく半分ほど花が残っている状態なのかもしれない。
Fさんが下りてきて遅い私たちと一緒になる。撮影の話をいろいろ聞く。Fさんは半月板損傷をほぼ克服、私は左股関節痛リハビリ中。互いにその話をする。また、途中で、「ちょっと寄り道しましょう。」とヒトリシズカの群生地を教えてもらう。斜面一面にひかえめな白い花が咲いている。静御前の白拍子姿に由来する名前という。
〈春を味わう〉
千早赤阪村農産物販売所に立ち寄り、妻はタケノコ、タラノメ、ウドを買う。今日は春の旬の味を楽しむことができそうだ。
〈今日はさくらまつり〉
5:02、登山開始。少しひんやりとしている。今日も文殊尾根ルートを上ることにする。今日はさくらまつり。妻は1500回の表彰があるのだが、パスして私とともに早朝登山。
〈さくらまつりの思い出〉
子どもが小さい頃は、受付で並んでお弁当をもらってうれしそうに食べていたのを思い出す。その日は駐車場がいっぱいになるので、早めに家を出て、と言っても今のように早朝ではないが、少し遠回りをして登っていた。念仏坂から伏見峠経由で、ちはや園地の「ちはや星と自然のミュージアム」に立ち寄って、樹木や動植物の展示を見学したことが何回もあった。ツツドリのことを教えてもらったのはここだった。また、念仏坂から香楠荘尾根に入り、シラネアオイやカタクリなどの草花を観察したりしながら登ったこともあった。子どもは資料館や博物館など〇〇館と名前がつくものは何でも好きで、いつも熱心に見ていた。そして、「そろそろお弁当の時間やな。行こうか。」と言うと、「うん。行こう。」と気持ちを弾ませていたものだ。ファミリーで行動することと「お弁当」に大きな楽しみを感じていた子どもたち。今はファミリー登山の姿を見ると、そのころと重なり笑みがこぼれてしまう。
〈「花びらに教えられる」〉
文殊尾根ルートに入る。今日もミソサザイが鳴いている。第2ベンチ近くに来ると、今度はツツドリの鳴き声が聞こえる。ゲラ君(キツツキ)の音も聞こえてくる。第2ベンチで文殊尾根の主稜線に合流。しばらく歩くと、登山道の真ん中にスミレが一塊あるのを見つける。紫色の小さな花を咲かせている。切り株の根元で踏まれずにたくましく生きている。妻が「あ、桜の花びら。」と言う。登山道に花びらが散っている。見上げて探すと、山桜がある。コナラ、クヌギなどの高木に混じって生きる山桜は10メートルかそれ以上の高さがある。見上げて初めてそこにあるとわかる。「花びらに教えられるね。」と妻が詩的なことを言う。「ええこと言うなあ。」と感心すると、ウフフウフフと喜ぶ。
〈春を彩る花〉
文殊岩で参拝。遊歩道に出る。道路脇にハート形の3枚の葉に白い傘状の花。ミヤマカタバミがある。6時過ぎに頂上着。気温は8度。アマチュアカメラマンのFさんに会う。聞くと「カトラ谷のほうへ、ニリンソウを見にいってきました。」Fさんは群生の様子を説明してくれる。今度行ってみよう。
文殊尾根を下る。文殊尾根に入るポイントから五条市側を見下ろすと、ブナの大木の間に白い少し縮れた花をつけたモクレン科のタムシバが見える。登山道のところどころに桜の花びらが散っている。妻と山桜を探す。登山道に花びらを散らす桜以上に、遠くにも多くの山桜があるのがわかる。山桜は若葉と同時に花が開く。5分咲きぐらいに見えるが、そうではなく半分ほど花が残っている状態なのかもしれない。
Fさんが下りてきて遅い私たちと一緒になる。撮影の話をいろいろ聞く。Fさんは半月板損傷をほぼ克服、私は左股関節痛リハビリ中。互いにその話をする。また、途中で、「ちょっと寄り道しましょう。」とヒトリシズカの群生地を教えてもらう。斜面一面にひかえめな白い花が咲いている。静御前の白拍子姿に由来する名前という。
〈春を味わう〉
千早赤阪村農産物販売所に立ち寄り、妻はタケノコ、タラノメ、ウドを買う。今日は春の旬の味を楽しむことができそうだ。