ナナオ・サカキのラブレター オリジナル曲 演奏:一人楽団
東京近郊の山間地、とても急こう配、
江戸時代からの古屋を借り、修繕して 住んでいます。
今日のこの曲は詩人のナナオから 勝手にもらって歌にしたものです。
出来上がりをナナオに聞かせたら とてもほめてくれた。
いえいえナナオに前もって許可を もらっていたかも。
ある朝わたくしの野点(抹茶)で ナナオをもてなしたとき
ふと、茶の神髄を話してくれた。
今でも昨日のようにおぼえています。
ラブレター
詩:榊 七夫 作曲:小薗井俊夫
演奏:一人楽団(アルパカ海鳴)
ビデオ制作:いいから峠便り
歌詞 “ラブレター”
半径 1mの円があれば 人は 座り 祈り 歌うよ
半径 10mの小屋があれば 雨のどか 夢まどか
半径 100mの平地があれば 人は 稲を植え 山羊を飼うよ
半径 1kmの谷があれば 薪と 水と 山菜と 紅天狗茸
半径 10kmの森があれば 狸 鷹 蝮 ルリタテハが来て遊ぶ
半径 100km みすず刈る 信濃の国に 人住むとかや
半径 1000km 夏には歩く サンゴの海 冬には 流氷のオホーツク 半径 1万km 地球のどこかを 歩いているよ
半径 10万km 流星の海を 泳いでいるよ
半径 100万km 菜の花や 月は東に 日は西に
半径 100億km 太陽系マンダラを 昨日のように通りすぎ
半径 1万光年 銀河系宇宙は 春の花 いまさかりなり
半径 100万光年 アンドロメダ星雲は 桜吹雪に溶けてゆく
半径 100億光年 時間と 空間と すべての思い 燃えつきるところ そこで また
人は 座り 祈り 歌うよ
人は 座り 祈り 歌うよ