あの戦争から遠く離れて 私につながる歴史をたどる旅/城戸久枝
中国残留孤児2世が書いた、残留孤児(父)の帰国までの足取りとその子供(筆者)が自分のルーツをたどる一冊。
帰国までの苦労、自らの意志で満州に残されたわけではないのですが、異国の言語、文化、環境に慣れ、たくましく生きていく、生き抜いていく姿が描かれています。
成績も優秀で、北京大学に学力では合格点に達していながら、「日本民族」と書いてしまったために起こった不合格。
ここから、帰国に向けての壮絶な戦いが始まる…。
他方、残留孤児2世である筆者は、父の壮絶なる戦いなんてなんのその。日本での自由な生活をおくっていたが、中国留学時の体験、日本への扱い、現地での日本軍という言葉への強烈な嫌悪感から、徐々に筆者を父の壮絶な戦いについて考えさせるようになり、少年時代の父の行動、苦労を少しづつ、少しづつ理解していくことになる。
大変読みやすく、朝夕の通勤時電車内での読書ですが、1週間もかからずに読めました。
中国残留孤児2世が書いた、残留孤児(父)の帰国までの足取りとその子供(筆者)が自分のルーツをたどる一冊。
帰国までの苦労、自らの意志で満州に残されたわけではないのですが、異国の言語、文化、環境に慣れ、たくましく生きていく、生き抜いていく姿が描かれています。
成績も優秀で、北京大学に学力では合格点に達していながら、「日本民族」と書いてしまったために起こった不合格。
ここから、帰国に向けての壮絶な戦いが始まる…。
他方、残留孤児2世である筆者は、父の壮絶なる戦いなんてなんのその。日本での自由な生活をおくっていたが、中国留学時の体験、日本への扱い、現地での日本軍という言葉への強烈な嫌悪感から、徐々に筆者を父の壮絶な戦いについて考えさせるようになり、少年時代の父の行動、苦労を少しづつ、少しづつ理解していくことになる。
大変読みやすく、朝夕の通勤時電車内での読書ですが、1週間もかからずに読めました。