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れたノート

名前を書いても死にません

アユタヤの謎

2006年06月20日 06時09分03秒 | RO
柄の紐が30000個を超えました……。
尚も産出する紐は倉庫を飽和し、探偵帽1つで減らせる量じゃなくなってきた(;´Д`)
ケミのカートもそろそろいっぱいだぞ……
こんばんは、正直ここまで想像してませんでした。れすたです。



というわけでタムラン・アユタヤのお話。

Lv75から引きこもり、数え切れないほどのタムランを屠ってきた我がローグ
とある狩りの風景。
テレポで飛んだ先にタムランが1匹いた。当然そいつはこちらに向かってくる。
BBを撃ち込もうとしたが残念ながらそこはガーターライン。
ラインから離れるために引っ張ると、新たに1匹沸き、2匹がついてくる形になる。
たかたか~っと何の疑いもなくついてきては我がテリトリーに入り込み、為す術無くBBに沈む2匹のタムラン

一体こいつらは何を考えて襲ってくるのだろうか。

タムランは見かけた人(PC)をひたすら追いかけてきては、持ってる青龍刀のような大剣で斬りかかってくる。
考えてみると酷く怖ろしい。
あの目しか動かさない能面のような顔で、巨大な刃物をぶん回して斬りつけてくる。しかもこっちが死ぬまで。
そんなでかい図体の奴が追っかけてきたらマジでおっかないと思う。
しかも普通の速度だと、こちらより奴の方が早い。これは間違いなくトラウマ級だ。
幸か不幸かタムランのATKは低い。あの剣がなまくらでなければ、狩る側でなく狩られる側になっていただろう……
 僕も最初は奴の顔が生理的に苦手だった。
 アユタヤはタイをイメージしたローカルマップである。
 たぶん、幼少時代に見たハヌマーンのような、
 相手に有無を言わさぬ圧倒的な暴力が小さなトラウマになってるんじゃないだろうか(((;゜Д゜)))
閑話休題。


考えれば考えるほど謎である。奴の目的は一体何なのだろう?


ヒントはマップにあった。
アユタヤダンジョン2層の正式名称は「古代遺跡内部」である。
確かに中央奥には祭壇のようなスペースがある。
髑髏を模したマップ全体図やそのシンメトリー。どことなく神秘的なものを感じないだろうか
例えばあの遺跡が重要な拠点だったとすると、タムランはその遺跡を守り、侵入者を駆逐している。
なんとなくだがそんな仮説が考えられる。

じゃあその遺跡は何のためであり、そこに棲むタムランは何をしているのか?
答えはモデルとなったタイ・アユタヤ王朝に隠されていそうだ。


モデルとなったアユタヤは、タイ王国中部にあるアユタヤ市である。
アユタヤという名前は、古代インドの叙事詩「ラーマーヤナ」の物語から命名されているらしい。

ナーラーイ神はインドラ神に新たな都市建設のための土地を探させていた。
とある森を見つけたインドラだが、そこには4人の仙人が住んでおり、名をそれぞれ、
ジャラカーウィー、ックアック、ハルシー、ーカムニーといった。
高徳な四仙である彼らにちなみ、インドラはその土地に頭文字から「アユタヤ」と名付けたそうだ。
(フルネームを「タワーラーワディー・シー・アユッタヤー」
 以前の土地の名がタワーラーワディーと呼ばれており、さらに吉祥を著す「シー」を付けたもの)

そのアユタヤには現在、アユタヤ歴史公園がある。
アユタヤ王朝時代の遺跡群であったものが公園としてあり、ユネスコの世界遺産として登録もされているものだそうだ。
遺跡群は川の中州に集中してあり、これは敵からの防御を考えて中心部の回りに運河を掘って作られたらしい。
ROのアユタヤ遺跡にいくつかの水路があるのは、きっとこのためだろう。
その遺跡。中でも大きな2つが、「ワット・プラシーサンペット」と「ワット・ローカヤスターラーム」であり、それぞれ寺院跡や王宮跡が残っている。
きっとこの2つがアユタヤダンジョンのモデルとなっているのだろう。


「ワット・プラシーサンペット」はアユタヤの王の遺骨を納めた3本の仏塔を含む仏教的施設。
ワット(寺)と名を冠しているが、実際は寺院ではなく、納められている遺骨のアユタヤ王が仏と同一視されたのでこの名前があるという。
主に王専用の仏教儀式の場として使われていた時代もあったそうだ。

「ワット・ローカヤスターラーム」は仏教寺院の廃墟。
建設は後期アユタヤ王朝中期で、当時は他の仏教施設もあった。
アユタヤ王朝陥落時に大部分がビルマ軍の破壊に会い、現在は涅槃仏のみが残っている。


モデルとなったとされるアユタヤ遺跡群。
アユタヤの遺跡は、なんとビルマ軍に破壊されたというではないか。

後世に残された歴史というのは、勝利した者たちが残し、記すものだ。
アユタヤ王朝はビルマ人(ミャンマー人)のタウングー王朝により支配されていた。


それは神についても同じく、侵略国の神と植民地の神では、同じ神でもその存在も別の意味を持つことになる。
たとえばバフォメットはキリスト教の悪魔だが、これはイスラム教創始の予言者・ムハンマド(マホメット)が転じたものだ。
キリスト教の悪魔はイスラム教の神の使徒である。
立場が違えば神にでも悪魔にでもなる、ということだろう。これが唯一神教であったら更に顕著になる。
他の神は認めないという信仰は神の力となるからだ。

A国のA神とB国のB神。A神がB国で力を振るうことができないのは、信仰や畏怖といった力の糧がない。知名度がないからだ。
signクエストでのDLの説明なんか見ると分かりやすいと思う。いくら神様でも、アウェイじゃ弱いってことですね。
(そうなると他国で神威を振るうMEプリとか強すぎることになりますなw
 つまりMEとは、術者の力によってミッドガルドの神威のまま力を出せる、〝召喚〟ということになる)
閑話休題pt2


アユタヤダンジョン2FのMVPボスを思い出して欲しい。MVPボス・タオグンカ
当時、難攻不落と言われていたアユタヤを陥落させたタウングー王朝
タオグンカとタウングー
どうにも関連づけられずにはいられません。
(タオグンカのモデルは、バインナウンはモン族やシャン族を制圧し現在のミャンマーの大半を掌握。
 アワへ遷都し、難攻不落と言われたアユタヤを一年以上に及ぶ兵糧責めにより陥落させたバインナウン王ではないだろうか?
 またはアユタヤ滅亡に直結された、ビルマ内乱後に興ったコンバウン王朝のシンビューシンか。
 名前的にはタウングー王朝っぽいが……)

アユタヤのボス・タオグンカがタウングー王朝の名から取られたとなると、
統治者ではなく、支配者という意味になる。

だが場所がアユタヤである以上、タムランがタウングー王朝のビルマ兵とは考えにくい。
名は体を成す。そのタムランの名から連想されるのは、
タウングー王朝の軍門に下ってからの、ビルマによる傀儡のアユタヤ王「マハータンマラーチャティラート」
ここからきたものではないだろうか?

人から見たタムランは悪魔であった。
難攻不落のアユタヤは、タウングー王朝のビルマ兵からしたら悪魔に見えただろうか?
そのタムランも、タオグンカの取り巻きなっている。
タオグンカによって支配されているアユタヤダンジョン。
もしもタムランが遺跡=アユタヤ王朝を守る者だとしたら、タオグンカの取り巻きは隷属を意味することになる。
他国によって支配された者の行く末など知れたもの。
傀儡のアユタヤ王の名を持った、廃墟の遺跡を闊歩する悪魔たち。
ならば侵入者を無言で駆逐するタムランの意思は……




そんなアユタヤの悪魔を狩るプレイヤーたち
うちのローグ・きのこさんは人だろうか、悪魔だろうか
(参考資料:足洗邸の住人たち。他)

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