MY Piece

日々の出来事から、気が向いた話だけをそっと・・・

ツールドフランス

2006年07月26日 00時57分09秒 | スポーツ系
気が付いたら、終盤戦の16日目に差し掛かっていた。
今年の第1週目は、サッカーワールドカップと日程が重なり
終盤に山場のアルプスステージの見せ場の日程になった。

ミカエルラスムッセンが、今年も目論見通りに
このステージで山岳ポイントのTOPに躍り出たこの日、
総合トップの証のマイヨジョーヌのイエロージャージを纏う
フロイドランディは、終盤の上り坂で酷いブレーキにあう。

徐々にのぼりのスピードを失い、いままでいた集団に
見捨てられた様に置き去りにされていく。
そして、精根尽き果て全てのパワーを失った様に
サポートに引かれながらペダルを踏む姿に
ほとんどの人は、彼の今年のツールの終焉が来たと思っただろう。
しかし、ランディスはそうは思っていなかった。

翌日、帰宅してからTVを見るとTOPは
マイヨジョーヌのオスカルペレイロの属する集団より
6分早い大逃げをしていた。
山岳ステージでは、大逃げが成功することがよくある。
誰だろうと思っていていると
前日に総合でTOPから8分の差をきっしたランディス。
100km以上集団より早いペースでの一人旅。
残り20kmを切り最後の登りを向かえ通常なら縮まると思われる差が、
まったく縮まらない。
ゴールでは、その差を広げてゴールし
総合TOPのペレイロに30秒差の3位につける躍進を遂げる。
彼は己を信じこの日に賭け、そして、射程距離につけた。
彼も一つの伝説として語り継がれるかもしれない。

伝説がまた一つ積み重なった。

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