★ 桃介の酒井4t

王滝 No.49 酒井4t
鋳造台枠に板バネを組み込み、“ SAKAIWORAKS ” の陽印が片側に寄っています。 このタイプのA型台枠は希少で 昭和16年製 です。 現存しているだけでも奇跡に近いような…
因みにこれよりも古い 昭和15年製 「 カナ書き“ サカ井 ” 」 No.33。
15年ぐらい前に 尾張旭市の “ スカイワードあさひ ” という公園で子供の遊具として保存されているのを見ました。
昭和15年は皇紀2600年。
零式艦上戦闘機の “ ゼロ ” はここから来ています。
陸軍一式戦闘機「 隼 」が制式採用されたのが 昭和16年4月 。
二式単戦「 鍾馗 」の制式採用が 昭和17年2月。
「 カナ書き“ サカ井 ” 」No.33。 王滝 No.49 酒井4t はそんな時代の機関車です。
昭和一桁の頃に輸入されたアメリカの “ PLYMOUTH FL1 ” をコピーしながら発展してゆく国産内燃機関車の進化の過程が、こんな形で保存されていようとは…

側窓の細長いスタイルはモロに “ PLYMOUTH FL1 ” なんだけどなぁ

後方の窓は3枚。 この辺りも古風なデザインです。
後付のブレーキ配管。 改造を繰り返した機械室。 個性的です。
機関車は2組の運材台車を連結した姿で保存されています。
その内の1組が “ 日本農林機械製 ”(?) の一品です。
良いんだなぁ これが…♪

運転席は意外に綺麗
15年ぐらい前は運転席の窓の木枠も残っていて もう少し状態も良かったのですが…
この写真を見る限り、中央窓の高さ方向を改造されたようには見えません。
機械室の高さは窓枠よりも上に見えますから 後年の改造で嵩上げされていると思います。
名著 「 改訂新版 木曽谷の森林鉄道 」 西裕之 著 (緑カバー) の p.52 に同型の No.60 (オリジナル) の現役時の写真が出ています。
「 ボンネットカウルのルーバーが斜めになっている点に注意。 」 とあります。
No.49 とは斜めになっている位置が異なります。
また、カラー項 木曽谷の車両たち-4項 の上段に No.61 と No.63 が写っています。 キャブのHゴム改造の造作がバラバラです。
エンジンも途中で載せ替えられていますので、機械室の造作はオリジナルから変化しているのでしょうね。
因みに この写真に並んで写っている 二軸小型有蓋車 。 やけに大きく見えませんか?

王滝 No.49 酒井4t

鋳造台枠に板バネを組み込み、“ SAKAIWORAKS ” の陽印が片側に寄っています。 このタイプのA型台枠は希少で 昭和16年製 です。 現存しているだけでも奇跡に近いような…
因みにこれよりも古い 昭和15年製 「 カナ書き“ サカ井 ” 」 No.33。
15年ぐらい前に 尾張旭市の “ スカイワードあさひ ” という公園で子供の遊具として保存されているのを見ました。

昭和15年は皇紀2600年。
零式艦上戦闘機の “ ゼロ ” はここから来ています。
陸軍一式戦闘機「 隼 」が制式採用されたのが 昭和16年4月 。
二式単戦「 鍾馗 」の制式採用が 昭和17年2月。
「 カナ書き“ サカ井 ” 」No.33。 王滝 No.49 酒井4t はそんな時代の機関車です。
昭和一桁の頃に輸入されたアメリカの “ PLYMOUTH FL1 ” をコピーしながら発展してゆく国産内燃機関車の進化の過程が、こんな形で保存されていようとは…

側窓の細長いスタイルはモロに “ PLYMOUTH FL1 ” なんだけどなぁ


後方の窓は3枚。 この辺りも古風なデザインです。

後付のブレーキ配管。 改造を繰り返した機械室。 個性的です。

機関車は2組の運材台車を連結した姿で保存されています。
その内の1組が “ 日本農林機械製 ”(?) の一品です。


運転席は意外に綺麗

15年ぐらい前は運転席の窓の木枠も残っていて もう少し状態も良かったのですが…
この写真を見る限り、中央窓の高さ方向を改造されたようには見えません。
機械室の高さは窓枠よりも上に見えますから 後年の改造で嵩上げされていると思います。
名著 「 改訂新版 木曽谷の森林鉄道 」 西裕之 著 (緑カバー) の p.52 に同型の No.60 (オリジナル) の現役時の写真が出ています。
「 ボンネットカウルのルーバーが斜めになっている点に注意。 」 とあります。
No.49 とは斜めになっている位置が異なります。
また、カラー項 木曽谷の車両たち-4項 の上段に No.61 と No.63 が写っています。 キャブのHゴム改造の造作がバラバラです。
エンジンも途中で載せ替えられていますので、機械室の造作はオリジナルから変化しているのでしょうね。
因みに この写真に並んで写っている 二軸小型有蓋車 。 やけに大きく見えませんか?
