しあわせピアノ

りんごの思い出

いま。
大学時代の恩師から自宅に電話が!!
電話をとった主人も恩師もビックリの朝(笑)

学生時代。
この恩師から自宅への電話は恐怖だった^^;
「あなた家にいるのね、一時間後にレッスンしてあげるからいらっしゃい」と言われ、お断りすれば「学生はピアノの勉強が一番でしょ」と怒られ、行けばあちこち叱られ、泣けば「泣いてる暇があったら練習しなさい」と更に叱られ、歯を食いしばって弾くせいで、よく奥歯が欠けた^^;
そんな日はレッスン料をお渡ししても「あなたはビンボーなんだからレコード買ったり、演奏会に行ったりして勉強しなさい」と言って受取拒否。
そして「あなた痩せ過ぎでヒンソーな体じゃピアノはうまくならないんだから持って行きなさい」とおリンゴを持たされた。
今になって思えば、沢山の優秀なお弟子さんを育て、音楽界の要職をいくつもこなし、ご主人様と娘さんお二人を育てていらした恩師が、私を含めた全てのお弟子さんにかけた愛情と情熱と体力は尊敬するしかない。

先程のお電話は、今日午後のお弟子さんの演奏会をお客様でいっぱいにしようと、私たち夫婦を誘ってくれたのだった。
相変わらず生徒思いなんだな??ピアノ教師の鏡だと思う。
私は私のできることのみになってしまうけれど、そこに心を込めて愛情を込めて、いつも過ごしたい。

そして、「あなたにも、まだしてあげられることはあるわ。」と言ってくれる先生のためにも、たくさん練習してレッスンに伺いたいと思った。

主人が用意してくれていた今朝の果物もおりんご。
いろいろな愛情が嬉しい朝になりました。
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