goo blog サービス終了のお知らせ 

しあわせピアノ

喜寿祝い

ブログを訪問下さる皆様ありがとうございます。




主人の母の喜寿祝いに温泉旅行に行きました。


最初の訪問地は伊達市の黎明館。
主人の亡き祖父のお道具を引継いで使って下さる刀匠 渡辺惟平先生のお打ち初めを、母に見せてあげたかったのです。






左手で引いているのは「ふいご」というお道具。
引き出しのようなツマミを出し入れして、右奥の火を調整しています。
簡単そうに見えるのですが、子ども時代に遊んだ主人によると相当に重いそうです。








焼けた鋼の元を打っていくのですが、渡辺先生が片手に持っている小槌を叩く強さやリズムや回数を聞いて、お弟子さんの菊池さんが打つ光景を見ていて、クラシック音楽に鍛冶屋さんを題材にした曲があるのがわかる気がしました。


この後、伊達市長さんなど地元の方々が打っていき、「近年は刀剣女子も多いので、どなたかやりませんか?」の呼びかけがあったので、張り切って挙手しましたが、却下(笑)
こちらも軽々と見えますが、主人と母によると、やはり相当に重いので私には無理なのだそうです。
打った女性にお聞きしたら、重さに加えて、小さな鋼に命中させるのも難しかったとか。


主人や母にとっては懐かしい光景ばかりだったそうですが、私には火の粉も飛び散るし、見たことも聴いたこともない経験ばかりで感動しました。




お式の後に渡辺先生にお話を伺いましたら、「ふいご」やお道具は既に百年近く使われていて、お弟子さんの菊池さんも使い続けて下さるとのことで、亡きおじいちゃまも喜んで下さると思いました。
文化の伝承には人間の温かい思いと強い意志が要るのですね。




そして温泉宿へ移動。






着いてすぐ、お宿の方がこっそり喜寿祝いのセットとお花を用意してくれていたのを受け取り、細やかな写真撮影。
還暦は赤のお帽子とちゃんちゃんこ、喜寿は紫、白寿は黄色なのだそうです。
用意されたセットをどうすれば良いのかわからず、あれこれ調べたら勉強になりました。
母には楽しく健やかに過ごしてもらえたらと思います。


夜はアルパのライブを聴きに行きました。
アルパの心地良い音と倍音の響きに酔いつつ、仕事の参考になりそうな音型やリズムをタブレットにメモもしてしまいました。




今年は私の父も数えで喜寿、私の両親が金婚式だし、どうしようかなぁ・・・と思いながらバタバタとお土産を買っていたら、また個数を間違えてしまいました。
新年早々、落ち着きなく過ごしてしまったので、今年は落ち着いて行動することを大切にしていこうと思います。
  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「ピアニストの部屋」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事