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ハングタンの日常②

ハングタンの日常、第2弾です。

横田夏子、牧村環、高橋弥生が共同生活するのは清水町にあるマンションの一室。
「環、弥生、ちょっと手伝って」
しかし環と弥生はゲームに夢中、夏子は怒髪天を衝くような怒りを包丁に込めていた。

「ちわーっす、新聞です」
環が出て来た。だが、新聞の勧誘の正体は原俊彦だった。
「お料理ですか~今日は何かな」
「ひっつみぃだって」
環のこの言葉に俊彦は動かされた。ひっつみといえば俊彦の好物のひとつだ。
「こうか」
そう言って粘土をこねては千切り、というしぐさをした。
「そんじゃ、僕も一緒に…」

ひっつみは一種のすいとんである。しかし小麦粉をこねて、それを千切って投げて…というもの。ほうとううどんの切る動作を手で千切る動作に変えたものと考えて欲しい。
さて、夏子と俊彦はすいとん作り。
「小麦粉は南部小麦を使う。基本だよね」
「はいはい」
  
「そして水だ。これは仙人秘水を使おう」
夏子は環の酒飲み用の水として仙人秘水や龍泉洞の水を買いだめしていた。
「龍泉洞の水でもいいが、仙人は鉄山がルーツだからね」
仙人秘水というのは釜石市の西の果て、陸中大橋の釜石鉱山の地下から湧き出る水のこと。非加熱処理のため栄養分を損なわないのが売りだ。
   
「これで、今日はやわ目につくろう。だしは…この岩手田舎味噌に麹味噌、弥生ちゃんのために買った白味噌と」
「野菜はすでに切って処理してるから、あとは味噌だけ」
岩手田舎味噌は県産の大豆が主原料。早池峰山の水で仕込んだもので、岩手県ではCMも流れている。その他盛岡市内では麹みそもつくられている。
 
「じゃあ、盛岡凍み豆腐も入れときますね」
盛岡市民は日本一豆腐を食べることで有名。また納豆もよく食べる(うちだけ…?)。鹿谷さん、ちゃんと覚えておくように(彼女は納豆食べるらしいから)!
 
「味噌は最後のほうに入れないと大変だよ」
「うん、この前もマッキーが失敗したから」

そうこうしているうちに、ひっつみ完成。さっそく四人で食べてみることにした。
「んじゃ、いただきま~ックス」
俊彦が毒見役として最初に箸をつけた。ちなみに今回は白味噌と麹味噌と田舎味噌を2:1:1で調合している。
「うめぇ」
ここで環がくすっと笑った。
「あんたさぁ、芸能人だったら石塚さんと一緒に食べ歩きできたのに」
「えっ?」
「だってあんたの食べてるときの顔、面白いよ」
弥生もはやし立てる。
「ホントだ」
「いいじゃん、イーじゃん、スゲーじゃん!」
というわけで、ハングタンたちは岩手名物のひっつみを堪能しましたとさ。

どっどはれぇ。

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