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岩手の旅2連発!(後編)

さ、後半です。

太田和彦さん、久しぶりに盛岡へ。
(2008年に旅チャンで盛岡に来てましたね)


まずは盛岡市役所の裏。かつて著書で朝の中津川散歩が好きだと書いた太田さん、やはり今回も中津川歩きから。
盛岡市内は中津川、北上川が通っていて、特に中津川は盛岡を河北と河南に分ける分岐点。
中津川の岩の上は夏は子供の遊び場。そして秋の中津川はほっちゃれと言う鮭の遡上。中津川にはほっちゃれの亡骸が横たわり…
太田さんも言ってますが、ここで川を見ながら鮭を見ているのは幸せ者だ、と…確かにそうかもしれません。

盛岡は旅慣れた人には見所がいっぱいあります。紺屋町なんかは明治造りもありますが、一本河南寄りの通りで喫茶店。
盛岡では「六分儀」で朝カフェという太田さん。6種類ブレンド・サイフォンドリップのマイルドブレンドは500円なり。僕は蔵のカフェ「車門」もいいと思うんですけど。


次は昼飯、直利庵にて。わんこそばは特別座敷があり、テーブル席では多彩な旬のそばが。
この時期はめかぶあられ、マイタケ天などのそばがありますが、太田さんはあゆそばを注文。
中はインテリアにこだわりがあり、盛岡も文化程度が高いよな、と太田さんの一言。
あゆの煮びたしにみょうがの乗ったあゆそば、そばは新そば。子持ち鮎で嬉しそうな太田さんでした。

直利庵はそばに季節感を出したいということで変わりそばをたくさん出すようになったらしい。
それに玄関の花は岩山から採取するということ。

さて、今度は啄木・賢治青春館。信金・岩銀と並ぶ盛岡三大建造物・第九十銀行の建物を使っています。
アノ屋根は何か不思議な建物だ、と太田さん。

その中には雨にも負けずの肉筆文があったり、もちろん啄木のものもありますよ。
あ、ここにもカフェがあります。

再び葺手町へ。ここの不動尊は愛染明王です。門の上に十二支の頭を飾ったのは素晴らしいと太田さん。
そういえば東家もこの近くですね。

東家と信金の間は横丁になってて、そこに「愛染横丁」があります。
(横丁の名前が愛染横丁)
まずは芋の子と燗酒(月の輪)。月の輪の燗酒、女性杜氏が醸す柔らかさが嬉しいですね。

今年はキノコが育っているのでキノコ汁、それにカツオのたたき。
玉ねぎを辛子醤油で…という独特のソースは太田さんも驚いた。キノコ汁は今年は12種類、シメジにナメコ、それにボリなんかがうまいと。

さらに芋の子汁。これにもボリが欠かせない。
里芋は煮崩れしない津志田芋です。二子芋が柔なら、津志田芋は剛でしょうか?

さて、盛岡の街については「ゆったりしてて、急がない。それが普通なんだろうけど」というご主人。それが良いか悪いかは別問題ですが。


本格的に夜が来て太田さんがやってきたのが「とらや」。
南大通の少し外れ(八幡町より一本南の筋に近い)にある店です。

縄のれんをくぐるとおかみさんがお出迎え。そしてここでも菊の司の燗酒、そして太田和彦一押しの湯豆腐。
豆腐は上にカツオを乗せたの。温奴と言うらしいが…もちろん夏は冷奴。

菊の司は晩酌にはぴったりと。普通酒でも行けるかな?

ここで芋の子(これは津志田芋をゆでた和え物)。大根おろし・菊花・ナメコで食べやすく…
南蛮の天ぷらはしっとりした味。中はジューシーですよ。

娘さんに関してかつての(旅チャン時代の)エピもあったりしましたが。
太田さんがおかみさんに「とらや」の魅力を尋ねると…
やはりお客さんに恵まれたというのが半世紀以上続いた理由。極端にメニューは変えてないらしい。
ヘンな飲み方はしない、品よく飲んでいるという。扇の要に必ず大御所がいるのが地元の酒場だと太田さんは持論を。

盛岡に来るには今がベストだと太田さん。盛岡人は無口だが、酒が入るとこっちまで心がわかるんだと言ってました。

この辺についての考察はあとで書きたいなと思います。県外人目線ではどうなのか、とか…

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