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美しい岩手・南部と平泉

BS-TBSの「美しい日本に出会う旅」を見ました。

岩手県にある「南部」の話がメイン。最後は平泉の紅葉です。

①南部鉄器・匠の技(盛岡)
まずは快晴の盛岡市。北上川を渡ってから岩手公園へ。
本丸は撮影時に見頃を迎えていました。

中津川を渡って河南地区、盛岡の総鎮守・盛岡八幡宮。きれいです。
神社には25の神社があり、大国主&恵比寿の神社、十二支の社、健康神社、さらには絵馬のヴィクトリーロードがある天神様、縁結びの神様まで。
また、お守りも大量に揃っています。馬九頭で「うまくいく」、鯉五匹で「ごりやく」という思わず笑っちゃいそうなお守りも。僕も持っていますよ。

ここからが本題、僕も炊飯、燗酒に使う南部鉄器、それを作っている工房を拝見。
八幡町から戻った道に南部釜の鈴木盛久工房があります。十五代目は素敵な女性の鉄瓶職人、美大卒のモダンな感性で「堅く冷たい鉄のイメージを、柔らかくあたたかみのある作品に」と

江戸時代から愛用された南部鉄瓶、鉄で沸かした湯でお茶の味がまろやかになりますが、いったいなぜでしょうか?そこで工房でその秘密に迫ります。

まず鉄瓶は鋳型を作り、上から鉄を注ぎ込むのですが、完成した鉄器を炭火で丸焼きにして1時間!真っ赤に燃えた鉄瓶には酸化被膜ができるので、水の成分が吸収されるそうです。これが茶がまろやかになる理由でした。

さて、この近くに長沢屋があります。黄精飴は箱に入った和菓子です。
これは柔らかい餅のようなお菓子。実は昔は水あめが入っていました。また、黄精とはアマドコロの根っこです。
パッケージの絵は南部絵ごよみ。今では脳トレとか言われていますけど、年中行事や二十四節季を絵で描くというのは面白いですね~

②紫波~花巻
花巻の前に紫波町へ。山麓に廣田酒造店です。ここも蔵元で試飲ができますよ。
地元の人が飲みやすいという廣喜、作っているのは女性南部杜氏の草分け・小野裕美さんです。
まずは自分たちで水田を作り、収穫後蒸して、仕込んで「米の味を感じられる」ような酒を造るのが南部流だと小野さんは言います。
酒母と麹を混ぜてひと月近くかけて醸すのが廣喜の酒。ちなみに小野さんは燗酒好きで、平杯で飲むのがおすすめ。参考にします。

次は花巻、宮沢賢治の故郷として有名ですよね。
それはともかく、賢治記念館前に南部煤孫こけしという工房があります。ここのこけしは無表情で首が動くことで「きっくらぼっこ」と言います。南部こけしは赤ちゃんのおもちゃで、キナキナ棒とも言われてますね。

工房の作業場で、宮沢賢治のこけしを作った煤孫さん。これ、どこかで見た気がします…

この日の宿は花巻温泉の先の台温泉。
200年超のお宿にはお宝ぎっしり!花巻人形、和製ティーカップ、ガラスのレリーフ、そしてお部屋には着物がありました。
お風呂は源泉かけ流し、浴槽はヒノキ。硫黄の香りもする温泉です。
夕食は芋の子汁、前沢牛ステーキ、松茸ごはん、土瓶蒸しなど…贅沢ですね。

③一関~平泉
一関ではまず骨寺へ。骨寺は藤原氏の荘園でしたね。
さて、ここにいる「南部一郎」さんとはかぼちゃのこと。かぼちゃの種を広めた「横田一郎」さんから名付けたそうです。
収穫からひと月追熟させ、緑からオレンジに代わるタイミングで出すんだそう。
中は普通のカボチャ並みに黄色いですが、生でも食べられます。だから千切りサラダでもいけますよ。他にもポタージュ、天ぷらなどがあります。天ぷらはさつまいもより甘いかもしれませんよ。

そしていよいよ平泉です。
毛越寺浄土庭園の紅葉を鑑賞。何もないような場所ですが、正面から庭園の美を堪能できると思います。それから一周歩いてみるのもいいでしょう。
隣にある無量光院跡に夕闇が近づいたら、池から夕陽を見てみましょう。水鏡の茜の彩りがロマンティックですよ。

最後にツッコミどころですが、一関は「南部」じゃなくて「伊達」の領地だったはずでは?

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