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<Jリーグ>東京ヴ存続へ 臨時理事会で出資企業など承認

2010年10月30日 | スポーツニュース
 Jリーグは29日、東京都内で臨時理事会を開き、経営再建を目的にリーグが運営を代行していたJ2東京ヴの、新たな出資企業と今後の運営計画などを承認した。これで正式に東京ヴの存続が決まった。

 新体制では、計13の企業と個人が株式を保有。幼児向けのスポーツクラブなどを展開する「バディ企画研究所」(本社・東京都世田谷区)が全株式の約3分の1を取得して筆頭株主になり、同社の鈴木威(たけし)社長がクラブの会長に就任する。羽生(はにゅう)英之・東京ヴ社長は、兼務のJリーグ事務局長を退任して社長専任となる。スポーツ用品・衣料品販売の「ゼビオ」とは5年間の包括スポンサー契約を既に結んでいる。

 東京ヴの臨時株主総会で留任が決まった羽生社長は、クラブ名や本拠地の味の素スタジアムは変更しないことを明らかにした上で、「まだ基盤も脆弱(ぜいじゃく)なので、会社の体制をきちんと再構築しないといけない」と話した。一方、鈴木会長は「スポーツクラブ運営のノウハウを生かしてサポートしたい」と語った。

 東京ヴを巡っては、昨秋に日本テレビが運営から撤退。OBが作った東京ヴェルディホールディングスが経営を引き継いだが資金繰りに行き詰まり、今年6月からJリーグ主導で経営再建に取り組んでいた。なお、Jリーグ事務局長職は当面、佐々木一樹常務理事が兼任する。【中村有花】
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101029-00000081-mai-socc
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