What's up?宮藤晃妃ブログ

ジャズシンガー宮藤晃妃のブログです。日々の生活の中で「あっ」って思ったこと楽しいことライブ最新情報をお届けします

5/2 熊本の被災地 益城町の仮設団地を訪問できました

2017-05-03 | レジャー
はぁぁ、、、どんな言葉で何から綴ればいいんだろう。

いまは頭の中で整理がつかない。
住民の方のあまりにも辛すぎる体験談。
まだまだ復興出来ていない現在の悲惨な光景。
それらが頭の中でぐるぐるしてる。
そしてそんな過酷過ぎる状況の中で一生懸命 前を向いて進もうと必死に頑張ってられる益城町のみなさん。

5/2、熊本の最も被害が甚大だった益城町の数ある仮設団地のうちの1つ安永東仮設団地を訪ねてミニライブをしてきました。
去年の益城町とくらべると、崩壊した瓦礫がだいぶ撤去され更地になっていたり、歪んで盛り上がっていた道路も綺麗にアスファルトで舗装されていました

でも反面、まだ全く手付かずで痛々しい姿のまま残っている崩壊した家屋や神社もある。 道路の隅に積まれた瓦礫もまだある。 胸が苦しくなる。

午後2時、時に安永東仮設団地 到着。
団地の中を、拡声器で2時半からのライブ宣伝してまわる。
仮設のみなさん、見ず知らずの私達を温かく迎えてくださいました

今日の熊本はすでに暑いくらいのお天気で、少し強めに仮設住宅を通り抜ける風が心地良く感じる午後。
日暮れも大阪より30分ほど遅いらしい。

益城町には現在18ヶ所の仮設団地が設置されていて
この安永東仮設団地は43戸。
入居者の殆どは子供のいない若いご夫婦とご老人。
子供はとても少ない。
なぜかというと、ずっと抽選に外れたり、優先順位で後の方にしか入居出来なかった方々だから。(言い換えると、それまではずっと損壊した家屋にギリギリまで住まわれていだという事)
今日は平日で若い人は殆どお仕事に出られている。

でもそんな中、
楽しみにして、沢山集まってくださったのはお仕事はされていないおばあちゃん達。
優しくてお話好きで可愛らしいおばあちゃん達。
そんな皆さんが普通に会話されている内容を聴いて
物凄くショックを受けた。
おばあちゃん達のお茶飲み会話は地震当時の生々しい記憶ばかり。
「私、気づいたらタンスの下敷きだったの」
「お風呂上がりかけで服を半分しか着ていない時に揺れて足が挟まって出れなくなってたのを息子が来て助けてくれた」
「家がドン!っていって二階が全部落ちた」
「暫くは車中や外で暮らしていたわね」
「避難勧告が解除されたら半壊した家に戻り破損した天井にブルーシートはり、雨漏りするから更に家の中にブルーシートはり暮らしていた」
「当時は空いていた幼稚園で暮らし、幼稚園が始まったら別のところへ移動した」
「私はね、賃貸だったからもう行くところはないの」
中にはこんな方もいらした
「神戸で震災に遭って、ここでも!でもテレビがおじいさんの頭のま横に落ちて来たのに全然怪我なかったのよ、すごいわね」

そんな壮絶な体験を口々に話しながらも、私達のライブにすごく積極的に参加し笑顔をくださるおばあちゃん達。
私達の演奏を、作っていったシェイカーを振り、歌もしっかり歌ってくださり、本当に一生懸命楽しもうとしてくださる皆さんの笑顔を見ていて、
本当に会いに行ってよかったと思いました。

写真は、
そうやって、なんとか明るく前を向いて生きようと必死で努力されている笑顔です。

ご同行くださった吉田さん、私達の訪問を聞いて迷いながらも駆けつけて来てくださったカメラマンの藤尾さんが皆さんの笑顔を沢山撮ってくださいました。
ありがとうございます。

とにかく今日は寝ます。 疲れているはずなのに気持ちが高ぶって眠れそーにないけど。
また明日 詳しくブログでレポートします。
写真ぜひ見てください。そして熊本を応援してあげてください。益城町へ遊びに行ってください。仮設村へ食べに行ってみてください。

この機会を与えてくださった中井さん、申し出を受け止め繋げてくださった益城町支え合いセンターの郡司さん 佐藤自治会長さん、サポートくださった吉田さん、ふたつ返事で同行してくれた四方くん、愛子さん、臼井さん、Facebookシェアやメッセージ、ずっと応援していてくださった全ての方に心から感謝します

(Photo by 藤尾 誠さん ↓)







(Photo by 吉田泰夫さん ↓)










最後まで読んでくださってありがとうございます