♪あきこの小部屋♪

音楽のこと、仲間の事、私自身のこと・・・。

ドイツ~オーストリアの旅 ⅩⅡ

2006-09-26 | Weblog
1ヶ月以上にわたってお送りしてきた旅日記も、いよいよ佳境です
といっても最後の1日も行動範囲が広くてまだ最終回ではありませんよ(笑)


8/15。 ウィーン3日目のレポートです
この日は、語学学校がお休みだった友人夫妻と再び行動を共にしました

8月のウィーンはオペラのオフシーズンですから、残念ながらせっかく行ったのに本場のオペラを見ることはできなかったんですが、その代わりに観光客用にオペラ座の中を案内してくれるガイドツアーに参加できました
決められた時間にいけば、ちゃんと日本人向けに日本人がガイドしてくれます。
ロビー~ホワイエ・vip用の特別室etcを通って、最後は舞台裏まで見せてくれました

モチロン初めて入ったんですが、声楽家でなくてもあの舞台に憧れる気持ちはよくわかりました
なんと言ったって豪華やし至る所にある絵や彫刻は伝統の重みを感じさせるし
舞台側から見た客席は、某大学のオペラハウスとはちょっと違いましたね(笑)←比べる方が悪いよね。。

あと、確かホワイエだったっけ?
オペラにゆかりのある作曲家の絵が作曲家の彫刻と一緒に飾ってありました
モーツァルトやロッシーニなどお馴染みの顔ぶれのなかに、シューベルトもいました(シューベルトがオペラを書いてたなんて知らなかった!)。
どうやらシューベルトはオペラ座のエライ人とコネがあって、うまいこと入り込んだらしいです

それから興味深かったのは舞台裏。
4面舞台らしいです。
ホールの舞台裏は見慣れてますが、オペラの本番は客席でしか見たことないので、裏方の人は大変だなーと改めて思いましたね

シーズン中は、2日続けて同じ演目をやることはまずないそうです。
そのため、舞台裏はかなり殺気立ってるとか・・・。
表からは見えない部分で働いている人たちもまた、伝統ある場所を支えている一流のプロの職人なんだなと思いました

【今日の写真】オペラ座のロビー。ステキです。

ドイツ~オーストリアの旅 ⅩⅠ

2006-09-25 | Weblog
昨日は楽譜やさんに行ったとこまで書いたので、その続きです

次の目的地は【王宮】(8.9EUR)
王宮で扱っていた食器類を中心に展示してあるコーナーとシシィ博物館とあって、見所が多かったです
食器コーナーは写真も可だったんだけど、これだけの食器1枚ぐらいなくなってもわからへんやろうな・・・(笑)
なんて思いながら、デパートの食器売り場を豪華にしたような館内を見て回りました

シシィ博物館の方は、若くしてウィーンの皇后になった彼女の悲劇的な生涯を紹介してありました
宮廷生活に馴染めず、精神的に病んでしまったそうです
その一方で美しさを維持するために健康器具みたいなやつで運動したり、長い髪を毎日2時間かけて手入れしたり
最後は暗殺されてしまうのですが、同じ女性として共感出来る部分があって、それまでほとんど知らなかったエリザベートについて興味を持ったし調べてみたいなぁと思いました

博物館を出たところで、雲行きがあやしくなり(2時間前まで晴れていたのに!)雨が降り出したこともあって、スタバでお茶休憩をしました
一番小さいフラッペチーノが4.5EURもしました(日本じゃ380円ぐらい?!)
サイズもショートじゃなかった(笑)

ここで疑問‘何故ドイツ人(オーストリア人)は傘を持たないのか’
本当に不思議だな
たった2週間過ごした私でさえ、あの気まぐれな天気を予想して朝はどんなに晴れていても常に傘を携帯して出かけていたぐらいだし、現地人ならそれぐらいわかるやろうに・・・。
しかもかなりのどしゃぶりの中を、フードをかぶって歩いていく
頭が濡れなかったら良いっていう問題じゃないと思うけど。

夕立のような雨で1時間近くで収まったのですが、時計をみると17:30。 
残りの時間はトラムに乗って、銅像巡りをして過ごしました
キンキラのシュトラウスの像が、雨上がりの公園の中でバイオリンを弾いていました。
シューベルトやベートーベンに、「勉強させて頂いてます!」とご挨拶し、ツーショットの記念撮影
一人で地図をみてトラムに乗りあっち行ったりこっち行ったり。
19:30頃までたっぷり遊んで家路に着きました

【今日の写真】王宮博物館に展示されている食器

ドイツ~オーストリアの旅 Ⅹ

2006-09-24 | Weblog
ウィーン2日目の午後は市内巡りをしました

まず、モーツァルトが「フィガロの結婚」を作曲したフィガロハウスへ(9EUR)
最近キレイになったらしく壁は白くなっていて、ペンキの匂いが少ししました。
以前にザルツグルグの生家を訪ねたことがありましたが、ウィーンの方にも直筆の手紙やら初演のプログラムやら展示してありました
 
モーツァルトのオペラは声楽家でなくてもお馴染みの作品だし、試験や入試では必ず課題に入り私もたくさん弾かせてもらいましたので(笑)、興味深かったですよ

父親から離れてここでどんな気持ちでモーツァルトは毎日過ごしていたのだろうと思いました。
歴史に‘もし~だったら・・・’なんてないけれど、モーツァルトという人がいなけばその後のクラシックの音楽はどんな風に変化していっただろう。
ベートーベンほど長く生きたなら、モーツァルト自身の音楽はどういう域に達しただろう・・・などと考えてしまいます
うーん。。想像出来ない

フィガロハウスを出た後は、友人に教えてもらった楽譜やさんへ行きました
なんで楽譜やさんにいると、時間忘れるんやろうねー
気が付くと2時間経ってましたが、その間いいもの見つけましたよ
前に演奏会でショパンの遺作のノクターン(戦場のピアニストのやつね)弾いたんですが、あれ楽譜ないんですよノクターン集にも載ってないし。
それをパデレフスキー版のminor works集で見つけました
ほかにもシューベルトのお手紙とか、ハイリゲンシュタットの遺書とかカードで購入☆
先日約15000円の引き落としがされてました(笑)

【今日の写真】フィガロハウス外観

ドイツ~オーストリアの旅 Ⅸ

2006-09-21 | Weblog
昨日の日記で書いた乗り放題チケット、友人情報で12ユーロと判明
今日の日記は、そのチケットをふんだんに利用したウィーン2日目の行動です

前日に引き続き14日も良いお天気でした
ただ天気は良くても気温は低くて、この日も長袖にカーディガンで出発
友人夫婦が語学学校だったので、地図を片手に一人で動き回りました

まず午前中は8:30過ぎに家を出て、前の日入り口までしか行けなかったシェーンブルン宮殿に。
日本語の音声ガイドを聞きながら、宮殿の中を見て歩きました
値段によって入れる範囲が違うのですが、一番安いチケットで入った私でも充分楽しかったですよ
10時頃、宮殿の大広間から中庭を見ると、観光客の長蛇の列が・・・
早く家を出て正解でした

宮殿の中を見た後は、庭園の方を散歩しました
ああいう景色は日本にはないですねー
写真で見たままの景色を裏切らないっていうか、日本だと行ってみたら写真とは違うなぁ。ってことよくあるけど、植木やお花とかもちゃんと手入れしてあって、とてもキレイでした 

午後からは1区の中を回る予定。
このまま続いて行っても良かったんですが、あまりの天気の良さと気温の上昇に逆に裏切られて(笑)、一度服を着替えに戻りました

つづく・・・

【今日の写真】シェーンブルン宮殿。

ドイツ~オーストリアの旅 Ⅷ

2006-09-20 | Weblog
旅から帰ってきて1ヶ月以上経つのに、未だに日記は完結してませんでした・・・
ので、今日からウィーンの旅に投入したいと思います


ウィーンでの滞在は13~15日(8月ですよー♪)。
16日の朝の便で帰国でした
その2日半の盛りだくさんな様子が、うまく伝われば幸いです

13日の朝、ミュンヘン~ウィーンに列車で向かいました
到着は14:00。 
ウィーン西口の駅まで、友人夫妻がお迎えに来てくれました
友人の勧めで、3日間の乗り物乗りたい放題チケットを購入
(いくらだったっけ?? 13ユーロぐらいかな・・・忘れた。。)
このチケットが大活躍することを、私はまだ知らない
 

一端荷物を置きに彼らの家に帰った後、まず中央墓地に行きました
モーツァルトやシューベルトのお墓に、バラの花をお供えしましたよ
「ここに眠ってるんだぁー」と思うと厳かな気分になりました。
お盆にウィーンで作曲家のお墓に行くなんて、滅多にないでしょう

その後地下鉄に乗って、市内へ
シュテファン寺院やペストの像を見た後、カフェでお茶をしました
CHAMではお茶をする時間がなかったので、嬉しかったです!!
次の日は1日一人で回らなければ行けなかったので、二人が地下鉄やバスの乗り方や、楽譜やさんの場所・・・etcいろいろと教えてくれました

夕方、といっても20時過ぎ、彼らの家から15分ほどで行けるシェーンブルン宮殿までお散歩し、この日の行程は終了
帰宅後、友人とも久しぶりにちょっとだけリートをやったのですが、楽譜をウィーンに忘れて帰国(笑)
天気も良く久しぶりに二人に逢えて、楽しく過ごしました


※注 私はウィーンでの3日間、新婚の友人の家に居候しました(Kちゃん&Mちゃん本当にありがとうございました

つづく・・・

【今日の写真】カフェの様子

鳥取に行ってきました。

2006-09-17 | Weblog
同期のソプラノさんのコンクールの伴奏で、昨日鳥取に行きました

7月に予選があって昨日本選だったんですが、見事1位に値する知事賞を受賞し私もホッとしました

賞金として勉強するための援助金がでるらしく、是非1位を取って海外に行きたいと行っていたので、そのお手伝いができて私も嬉しかったです

昨日は、本番後に鳥取~豊岡の祖父母の家に行きました
今回の目的は、ドイツのお土産をわたすため

昨日は本番終わったのは14時過ぎだったんですが、いろいろあって(笑)豊岡に着いたのは20時でした
お土産を渡したりお話したり、疲れてたけど12時頃まで楽しく過ごしました

今日は、朝から畑仕事&お手伝い。
さつまいもを掘ったり余分な葉っぱを切り落とすのを手伝って汗をかき、その後に祖母の手伝いでおはぎを作りました

初めてでしたが、なかなか上手にできました。
うちのおはぎは、小豆も自家製でとても美味しいですよ
先ほど、実家に戻りました

ドイツ~オーストリアの旅 Ⅶ

2006-09-09 | Weblog
ミュンヘンでは、ドキドキの体験もしました

駅前のデパートで、その後ウィーンでお世話になる友人への手土産を買いに行ったんですが、そこでマネキンが着ている可愛いワンピースを見つけてしまって・・・
一晩悩んで、結局次の日に買いに行きました

バーゲン品だったためマネキンの着ている1点しか残ってなかったのですが、ごちゃごちゃの英語とドイツ語で強引に説明して、結局35%オフで無事購入
日記に書くととんでもなく長くなるので省略しますが、1時間以上かかって手にしたワンピースは、この旅の思い出の一品です

さてミュンヘン2日目の夜は、ミュンヘン音大のホールで夏期講習最後の演奏会でした.
ホールは客席が半円になっていて響きが散ってしまい、ちょっと難しいホールでしたが、これも経験ですね

3度目の演奏会ということで、怖さは減って集中して演奏できたと思いますが、やはり都会の音大での演奏会だからでしょうか?!
それまでの2回より、舞台と客席の距離を少し感じました


演奏会後、修了証をもらい12日間の夏期講習は終了しました。
短い期間だったけど本当に凝縮された時間を過ごせて、多くの課題とやる気を与えてもらった講習会だったように思います

ほとんどの先生方とも、またしばらくお別れだとおもうと寂しかったですが、‘音楽をしていれば必ずまた逢える’そう言って抱きしめて下さり、またここに戻って来たいという気持ちが強くなりました

この12日間でもらったもの、発見したこと、気づいたこと・・・
音楽って、知れば知るほど無限で難しいと感じることが多かったです
だけど、こんなに心を掴まれるものは他にはない
これからが、また新しいスタートですね!

つづく・・・。次回からウィーン編です★

【今日の写真】根性で手に入れたワンピース

ドイツ~オーストリアの旅 Ⅵ

2006-09-08 | Weblog
久しぶりの旅日記です
今日は、ミュンヘンでの出来事を綴ります

10日間ほどChamというところで過ごし、8/11にミュンヘンへ移動しました。
前回もそうでしたが、今年もミュンヘンは非常に寒くマフラーやショールを購入した人も

夕方から、ミュンヘンで勉強されているYさんに市内を案内して頂きました(私達は建築を学んでいる人と聞いていたんですが、実際は歴史でした)

寒いうえに雨も降っていて初めは足取り重かったんだけど、約2時間、歌劇場や教会そしてモーツァルトやシュトラウスに関わる場所を案内して頂いて、とても良い時間を過ごせました

作曲家の住んでいた家や生まれた場所には、一応壁に銘板が取り付けられていたりするけど、教えてもらわないと気づかないだろうなぁ
‘ここに住んでたんですよ’と言われると、一瞬その時代にタイムスリップしたような不思議な感覚になりました

そして、有名なMarienplatzの新市庁舎の仕掛け時計。
今回は残念ながら回ってなかったけど、21:00(?)に回るときは、人形がオヤスミってご挨拶するそうです

晩ご飯は、ブリギッテちゃんとフランク(共に過去の日記に登場)と合流し、歌手のAちゃんの知り合いの方がオーナーをされている日本料理やさんへ
オープンしたばかりのキレイなお店に、久しぶりの日本料理♪
お吸い物と天ぷらは絶品でしたよー
オーナーの方の暖かさに、こちらも心が満たされた時間でした。

つづく・・・。

【今日の写真】
バルコニーの下からStandchenが聞こえてきそうな可愛らしいお家がたくさん並んでいました