♪あきこの小部屋♪

音楽のこと、仲間の事、私自身のこと・・・。

ドイツ~オーストリアの旅 Ⅳ

2006-08-24 | Weblog
今回のテーマは、シューベルト&R.シュトラウスでした
どちらも難しいことは言うまでもないですが、その難しさは全然違うのもです。

私的には、今の段階ではシューベルトの方が幾分弾きやすいですね
それは弾き慣れていると言い変えることもできると思いますが・・・。
難しさを感じても、それを理解して自分のものにする手段も蓄積されてきたものがある。
それって、とても大きいと思います

逆にシュトラウスに関しては、限られた曲は10回以上弾いていたりするんですが、それほど曲数を弾いてない
シューベルトの時代とは全く違う、ストレートな愛の言葉や世界を表現するための、歌でありピアノのテクニックを身につける必要性を感じました

でも、シュトラウスの歌曲は演奏会とかで単品でも使えるし、歌い手のみなさんも是非勉強して欲しいです
私はもともとシュトラウスも好きでCDを良く聴いてたんですが、今回改めて良いなぁと思った曲たくさんありました

シューベルトは音楽で泣けるけど、シュトラウスは結構歌詞で泣けるんちゃうかな・・・
歌手の歌い方次第で、その後のピアノソロの弾き方や音楽の持って行き方もいろいろ考えられることも、新しい発見でした
  
つづく・・・。

【今日の写真】・・・動物園にいた子ヤギ。

メール★

2006-08-24 | Weblog
今日は旅日記はオヤスミ・・・。
なぜかというと、すでに私はPCの前で頭を使いすぎたから
 
夏期講習で出会ったドイツ人のソプラノ歌手、ブリギッテちゃんにメールを送ろうと、1時間近くも辞書を片手に頑張ったのです

ブリギッテは、21歳だったっけ?!
多分それぐらいなんだけど、ミュンヘン音大の学生さんでね。
カワイイのよー

残念ながら、今回は一緒に組んでなかったんだけど、ほとんど話せないドイツ語と少しの英語でコミュニケーションを取り、かなり仲良くなりました

片言の関西弁がみんなを癒してくれて(そうなんや~とか言います)、ミュンヘンで日本料理を食べに行ったときは、お箸も上手に使えるようになって
私もドイツ語もっと勉強しよう!!と思わせてくれる出会いでした


ドイツ~オーストリアの旅 Ⅲ

2006-08-23 | Weblog
前回の講習に参加してから四年という月日が経ってしまいましたが、Chamの地に再び帰って来ることが出来ました

懐かしい顔ぶれ。大好きな先生方や、事務スタッフの方。
顔なじみの方もいれば初対面の方もいましたが、やはり二回目というのはいろんな意味で安心でした

講習中の生活の仕方も、街のどこに美味しいレストランがあるかもわかっている
アイスクリームやさんも中華料理やさんも、みんなで教えあって誘い合って、生活自体も楽しめた気がします

ただ、前回(第1回目)に比べると期間も短いうえ、本番の数も多かったため、スケジュールはかなりタイトでした

8/2から始まったレッスンは、毎日2回~4回。
6日に録音と演奏会の曲が発表になり、8日が録音
9日・10日が本番。
11日にミュンヘンへ移動し、12日に本番。そして解散


用意した曲を一通りレッスンしてもらった頃には、すでに録音・演奏会が目の前に控えていたため、そこからは本番の曲に絞ってということになります。
歌手の方は本番続くので喉のこともあるし、一人でピアニストの先生のレッスンを受けたこともありました

だけど講習会に参加していつも思うのは、どの先生方も本当に優しいんです
音楽に対しては細かいし厳しいし、こんな感じ・・・なんて絶対許してくれない。
だけどイメージしたものが音になった時、全ての音に神経が通った時には、肩を抱いて褒めてくれる

歌の先生も、私が歌手なら絶対弟子入りするのに・・・と思うステキな先生がいるんだけど、身体いっぱい使ってそれぞれの受講生がイメージと発声をつかめるまで、付き合って下さるし

どの先生も一人一人の顔を見ながら、ストレスを与えないよう、本番で力が出せるよう神経を配って下さるのです

今回は初めから先生と積極的にお話をして(例えば食事の時や休み時間・打ち上げの時などレッスン以外の時間にも)、音楽のことはモチロン、先生の学生の頃の話、勉強のしかたなどたくさん聞きに行けたし、教えて下さいました。

私、本当にその先生が好きで今回もお会いできるのを楽しみにしてたんです

前回、かなり熱心に発声的なことやら、歌手のことやら質問していたら、ちょっとプライベートなことを見抜かれてしまって(笑)。
どうやら印象に残っていたようで、先生も私を覚えていて下さっていて、嬉し恥ずかしという感じでした

つづく・・・。


写真はレッスン室と練習室のある学校の隣の教会。

ドイツ~オーストリアの旅 Ⅱ

2006-08-21 | Weblog
8月1日。
12:00のフランクフルト中央駅での待ち合わせまでの時間を利用して、レーマー広場・ゲーテハウスを訪れました

駅の北側は治安も良かったんだけど、正面はちょっと危険です
朝だったので大丈夫でしたが、危ないお店もたくさん並んでいました

地図を見ながら歩いたんだけど、いつの間にか道が無くなってしまって(笑)勇気を出して現地の人にドイツ語で聞いてみました

みなさんとても親切に指を指しながら答えてくれて、聞き取った通り行ってみると、ちゃんと辿り着けたんです

道の聞き方と、言い方は6月に習ったばかり。
尋ねることが出来ても聞き取れないと仕方ないし英語にしようかなーと思ったんだけど、ちゃんと通じて本当に嬉しかったですねー
Anja先生に感謝です!!
どの人も笑顔で教えてくれて、ドイツ語使ってみて良かったー

とてもお天気良くて気分も良くて、レーマー広場はキレイでしたよ。

それからゲーテの家は、本当にお金持ちだったようです
地下もある3F建ての家で、それぞれの部屋の壁紙の色が部屋の名前になってるんだけど(赤の間とか黄色の間とか)、どの部屋にも肖像画が飾ってあるし、楽器や珍しい家具・莫大な書物・・・
恵まれた家庭で育ったことは、一目瞭然でした。

3時間程度のフランクフルト探険でしたが、充実した時間を過ごして、いよいよ夏期講習の地Chamへ出発しました

つづく・・・。

今日の写真は、隣のホテルの親切なベルボーイさんが撮ってくれました

ドイツ~オーストリアの旅 vol.1

2006-08-21 | Weblog
今回の旅は、私にとって2回目の海外
そして、2回目の夏期講習への参加でした。

7月31日に日本を発ち8月17日に帰国するまでの2週間半の間に、フランクフルト・カム・ミュンヘン・そしてウィーンと、4つの地に滞在しました

前回は本当に全てが初めてで、何をするにも緊張
ところが今回は2度目という気持ちの余裕か、少しだけどドイツ語を勉強している自信からか、「せっかく行くんだからいろんなところを見て回りたい!」「何とかなるさ!」と思っている強気な私でした

さてさて、夏期講習の集合は8月1日の16:00にレーゲンスブルグ。
関空から行くには、どうしても前日にフランクフルトに1泊しなくちゃいけなかったんです

ホテルは、インターネットで自分で予約して行きました
そんなに広くないけど一人で泊まるには充分だし、清潔だし朝のビュッフェは美味しいし
なにしろ駅の目の前で、とても便利

ご機嫌な旅の始まりでした
                  つづく・・・。


(写真)駅から撮ったもの。道を渡って右から2番目の建物が、私の泊まった【 InterCity Hotel】オススメですよ!

帰国しました。

2006-08-17 | Weblog
フランクフルト~カム~ミュンヘン~ウィーンの旅を終えて、今朝帰国しました

帰ってそうそう仕事しなきゃいけなくて結構しんどかったけど、おかげで平常の時間に寝れそうです
ここで失敗すると時差ボケに苦しまなきゃいけない・・・

楽しかった旅の話は、おいおい致します。
しっかり勉強してたっぷり遊んで、やる気と課題をたくさんもらって帰ってきました

良い仲間にもたくさん出会えたし、大好きな先生と再会できたし、ウィーンでは新婚夫婦の家に居候しましたが、親切にしてもらっていろんな所に連れて行ってもらいました

今回は、一人で地図を見ながら目的地まで行ってみたり、つたないドイツ語で一生懸命会話をして頑張ったのも、少し自信になったかなと思います

笑って泣いて、うきうきドキドキな毎日を過ごせたことに、感謝しています。
明日はゆっくり寝まーす

合わせ。

2006-07-19 | Weblog
今日は友達に付き合ってもらって、夏期講習の曲の事前練習

向こうでは当然、違う歌手の方とやるのですが、一度誰かとやってるのと全く初めてでは気持ちの余裕が違うのです


手始めは二人とも初めてのシュトラウスの【Standchen】
曲は良く知ってるのよ。。 非常に美しい夢心地な曲なんだけどね
弾いてみると違うよね
合わせてみるともっと違う・・・

伴奏の鉄則として、‘こういう曲はお互いに合わせようとするな!!’と嫌というほど言われているけど、だからってズレズレにも程がある

どうしたら上手くいくんかなーと思った時、7年前(学4のとき)伴奏理論の授業でのメモ書き・・・ 
【この音を聞く】
これがヒントをくれました!!
びっくりするほど、バッチリでした

面白かったなーー。
今、自分が弾く弾かないっていうんじゃなく、いつ弾くことになっても良いようにいろんな曲を勉強しておくってやっぱり必要だね
夏期講習でもそういうアドバイスを楽譜と心にたくさん蓄えて来たいと思いました

鏡。

2006-07-14 | Weblog
ピアノって恐ろしい楽器だと、今日改めて思った

弾き手によってあんなに音が違うんだね。
それを、目の当たりにしてしまった

タッチだけの問題じゃなく、ピアニストの心の大きさ。精神的な成長。音楽をどれだけ愛しているか

その全てが音となり、客席に伝わる。

同じ楽器なのに、同じモーツァルトなのに、片方はとても天国的に聞こえ、片方は不機嫌に怒っているように聞こえた。

だからこそ、ピアノに触れていない時間も一生勉強なんだな


演奏会の帰り、ずーっと考えていた。
ルイーゼが恋人の手紙を焼いたのは、裏切られてもまだ彼女が彼のことを愛しているからじゃないのか
まだ修まりきらない恋人への愛が、炎へ変わる
あれは、復讐の歌ではない。

私が初めてあの曲を弾いた3回生の時、私は裏切られた怒りの炎だと思った。
私も泣いた分だけ、少しは大人になったね

前期終了。

2006-07-08 | Weblog
今日で授業は終了です
というわけで、5限後に1回生の3人でささやかな打ち上げをしてきました

帰宅したのは日付が変わってから
こんなに遅くまで遊んだのは久しぶり★
いろいろと大変だったけど、無事に元気で前期が終えられて良かったです

おうちに帰ると、明後日合わせ予定の楽譜が届いておりました(笑)。
イタリア歌曲の方は前にも弾いた曲で助かった
アリアは新譜です

明日は特別講義で10時に大学へ行かなきゃいけませんが、アリアの譜読みだけして寝ます。  オヤスミ

コンチェルト。

2006-07-07 | Weblog
先ほど院2の演奏会に行ってきました

オーディションで選ばれた3名がオーケストラと共演できる、という学生にとっては素晴らしい経験ができます

来年、私は舞台に立てているか。客席で友達の演奏を聴いているか・・・。
そりゃあね、やっぱり ウフフ・・・
頑張ろうっと

実は5年前に、一度コンチェルトを弾きましたが、本番を含めて3日間で5回の通し
私にはこれがとてもきつかった・・・。
食べてるのに痩せていったし、疲れがピークでした 

もし、もう一度機会をもらえたら次は上手くペース配分できるかな?!

今日、久しぶりに以前の先生にお会いました
先日の演奏を聴いて下さっていたそうです。
とても成長したと、音楽が以前よりずっと良くなって嬉しかったと言って頂きました

私には、自分が上手くなった実感がないため、何が良かったのかわかりません。
ただ一つ言えることは、いろんな先生から受けるアドバイスに混同されるのではなく、最後は自分の信じる音楽をやった
そして、それを先生方は評価して下さった。
これは大きな自信です

そして、足りないところも自分でちゃんとわかる
やるべき事が見え信頼できる指導者もいるし、あとは私の努力次第です