介護の仕事は利用者さんとの距離が近く、反応を受け取りやすいため、やりがいを非常に実感しやすい仕事でもあります。その中でも、特にやりがいを実感しやすい瞬間とは、どのようなときでしょうか。
たとえば、利用者さんが困っていることを解決できたときは、その大きな一つです。
利用者さんやそのご家族は、困ったことを抱え、その解決を目指して介護サービスの利用を開始しています。介護を必要とする人がサービスを受け、精神的にも肉体的にもその人らしい生活を取り戻せたときこそ、介護サービスが問題解決を達成できた瞬間になります。そのサービスに携わり、問題解決を目の前で実感したときは、大きなやりがいを実感する瞬間でしょう。
社会の役に立っていると実感するときも、その一つです。介護の仕事は高齢者福祉サービスの根幹をになう仕事であり、社会にとって重要な役割を果たしています。そして、要介護として介護サービスを必要とする人もたくさんいます。困ったことを抱え、支援を必要としている人を助ける仕事に携わっている、社会の役に立つ仕事に携わっている、という自覚や責任そのものが、大きなやりがいの実感につながります。
そして、利用者さんの笑顔が見れたときも、実感を感じやすい瞬間です。入浴介助で体がさっぱりしたとき、食事の介助でごはんが美味しく食べられたとき、できなくなっていたことが職員のサポートを受けて再度できるようになったときなど、介護の仕事をしていると、利用者さんが笑顔を見せてくれる瞬間にたくさん出会うことができます。喜んでくれる、感謝してもらえるときこそ、特にやりがいを感じやすい瞬間でしょう。
利用者さんのサポートを通じてその活躍が評価されたときも、やりがいを実感できる瞬間といえます。昇給や賞与の額が上がったり、リーダー職を任せられるようになったり、頑張りが形になって返ってくるとやりがいも大きくなります。介護の仕事に対してモチベーションが上がり、これからもさらに良い介護をしようという気持ちも生まれるでしょう。
参考:http://kaigoshoku-yarigai.net