あいはら果樹園の日記

日々の作業風景をお送りします

命がけ

2006-11-27 06:04:46 | Weblog
柿取りも命がけ。
高所恐怖症ではありませんが、ハシゴのてっぺんでは冷や汗をかきます。
しかし、親父はそんなことはなさそう。
どんなに高いところでもヒョイヒョイ登っていきます。
とても63とは思えない身のこなし。参りました。

でも・・・将来的にはこんなコトはしたくないです。
ハシゴや竹ばさみを使わずとも済むように新たに柿を植え、
高さを低く管理し、収穫しやすいようにしたいですね。
命がけは心臓にも悪いですから。

選果

2006-11-21 02:46:31 | Weblog
雨の中の収穫。嫌なものです。
夜にはパチパチと軸を切りながら
大・中・小の3段階に選果します。
大きさが揃っている方が
皮むきの時も乾燥にも出荷の時にも都合がいいのです。

今年は大豊作のため、まだまだ折り返し地点。

2回目

2006-11-18 02:25:48 | Weblog
久々の自園の柿収穫です。
やっぱいいですね、低い木は。地面も平らだし。
平核無柿の2回目収穫。
上の方から熟すので1回目は上枝、2回目は下枝の収穫をします。
まだまだ青かった下枝の柿も、いい感じにオレンジ色になってきました。
弾力が出たらムキ頃です。綺麗な色のあんぽ柿になります。
これが青い柿を剥くと・・・皮ばっかりのあんぽになってしまいます。
人間も青いと次のステップには進めませんよね。

絶体絶命!でした

2006-11-17 05:11:37 | Weblog
今思えば、やはりハシゴのかけ方が悪かったのだろう。
町内のお寺の境内にあるたかーい柿の木。
ずーと昔から取らせてもらってます。
たわわに実った柿を取ろうと、先端部分の枝に2連ハシゴをかけ、
おそるおそる登る。
順調に収穫してると、次第にハシゴがずれてくる・・・
ヤバイ!このままだと外れる!
体重をかけまいと近くの枝に手を伸ばす。
両手でしがみつき、一段下ったその瞬間、
ズルズル、ガッシャーン!
ハシゴが滑り落ち、途中の枝にかかり、完全に地面には落ちずに止まった。
僕は必死に枝を握り宙ぶらりんの状態。高さは2mか3mか・・・
よく分からない。
幸い地面は柔らかい。手を離しても大丈夫な高さか・・・
問題は真下にハシゴがあること。
下手すると足の骨折か・・・
そんな状況判断今だからできること。
その時は飛び降りるしか選択肢はないわけで
とにかくハシゴに落ちないよう体を揺さぶって、
落下点をずらす事しか頭になかった。
そしてココぞというタイミングで手を離す・・・
ドスン!
足は?腰は?
大丈夫!動く!
何とか無事だ。
その瞬間汗がドッと吹き出し、全身がふるえた。

夕食後、ホッとしたのかつい熟睡。11時に目が覚め、仕事をしてこんな時間。
明るくなるまで再度寝ます。
夢に出なきゃいいけど・・・

じく切り鋏

2006-11-15 01:53:59 | Weblog
柿の収穫は鋏などは使わず手で枝を折って行います。
その後、枝をT字に残します。
柿を干す時はこのT字の部分にひもをくくりつけます。
この枝切りに使う専用のハサミがあります。
刃が2枚ついてて一度に両側が切れるのです。
太い枝の場合、ちょっと力が必要ですが、幅が一定だし重宝してます。



柿っ!

2006-11-08 02:25:01 | Weblog
平核無柿(ひらたねなしがき)です。
5月の摘雷を見落とすとご覧のように鈴なりです。

きのうは立冬でしたね。
暦通り、寒くなりました。
午前中の暖かさは一体どこへ?
というくらいの強風と冷たい雨。
まーそろそろ寒くなってくれないとあんぽ柿にも悪いですから、丁度いいです。
収穫は始まったものの、皮むきはまだ始まりません。
ちょっと追熟させて弾力が出てからのほうが綺麗な色に仕上がります。
ここはぐっと我慢。

田んぼ終了

2006-11-04 02:17:51 | Weblog
やっとこさ田んぼ仕事終了です。
脱穀後、稲杭とワラを片付けて無事終わりました。
さて、間髪入れずあんぽ柿に突入。
またこの時期がやってきたのですね。
ある意味、桃よりも忙しい毎日が待っている・・・オソロシヤオソロシヤ
去年は寒すぎて乾燥が進まなかった。
今年は・・・暖冬傾向に多雨の長期予報!・・・オソロシヤオソロシヤ
あんぽ柿にとって高温多湿は最大の敵。
カビたらおしまいです。
最近は半袖で仕事をする毎日(日中だけ)。早くさむーくなーれ!

セイタカアワダチソウ

2006-11-02 02:46:02 | Weblog
近くの休耕田に群生するセイタカアワダチソウ。
今問題になってますね。
周りの植物の成長を阻害する物質を出すとかで年々増えているみたいです。
でも、増えすぎると自らも中毒をおこし、
自滅するという話しも聞いたことがあります。

今は綺麗な花を咲かせていますが、晩秋になるとタンポポのような
綿毛を作ります。
これがくせ者で、風に吹かれて、乾燥中のあんぽ柿に付着してしまうのです。
特にひどいところでは、一斉にアワダチソウの草刈りを実施するそうです。
見てる分には綺麗なんですけどねえ。
それにしても外来種ってどうしてこうも強力なのでしょう。
在来種と仲良く共存すればいいのに。
これもその国の性格を表しているのだろうか・・・

ゴミの山

2006-11-01 05:03:04 | Weblog
もう11月。そろそろあんぽ柿の季節ですが、肝心の脱穀がまだ終わりません。
チョコチョコっと雨が降ってしまい、乾燥待ちの状態。
今のうちにあんぽ柿の準備です。
作業場の掃除、干場の清掃・・・清潔第一ですから。
いままでの分のゴミがでるわでるわ。
ももの袋、ブドウの袋、ブドウの傘、洋梨の袋にダンボール類。
古くなった梱包資材など、農産物生産に必要な資材は
収穫と同時にゴミとなってしまいます。
掃除をするといつも思いますが、
こんなにゴミが出るなら最初から買わなければいいんじゃないか。
でも必要な物しか買ってないんですよね。
仕事以外でも必要な物以外はほとんど買いません。
お金がないから以前にゴミになるのが嫌で
欲しいなと思っても、本当に必要なものか?
結局使わずにゴミになるんじゃないか?と自問してしまうのです。
ある意味悲しい。
それでも書類の山で部屋の中は整理整頓しきれません。
ただ片づけられない男なのかも知れませんが・・・